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2757.青く煌めく空、月は白く澄む。
 ┗23

23 :檜佐木修兵
2010/09/17(金)15:03:24

>すみません、と先に謝ります。
>男前の燕さんと可愛い白兎の綴りを楽しみにしてた方々に深く謝罪を。
>乱入してくれ!との有り難きお言葉に図々しくも甘えて、一頁お借りします。
>※パロディにつきご注意を





新調したてのスーツに袖を通し寝癖の付いた髪を整えネクタイ付け、いざ実習へ。


実習先は兼ねてから決めていた。
迷うまでも無くあの人の働く高校が良いと。


>……いや、正直言っちまえば何処を見てもピチピチの女子高生しかいない"女子高"と言う名の楽園が良かったのだが。
>これは心に秘めて…


一寸の迷いさえ無く決めていたのだ。

その高校には俺が昔から憧れていた先輩が居る。
人望厚く爽やかで、すげェ優しい後輩から大人気のその人に少しでも近付きたく俺も教師を目指し始めたり。


不安を一杯胸に抱き、カチコチに緊張して向かった校舎。
挨拶を終えた俺の目の前には爽やかさ全開の変わらぬあの人がいた。

志波海燕。彼の名だ。
うわ、マジ格好良いぜ畜生!!
男の俺も惚れちまいそうな、可愛くも格好良い笑顔を向けられ、ついつい顔が赤くなっちまった。
以前に増して柔らかく、穏やかな雰囲気にパワーアップを果たして居られて(笑)
俺が女なら落ちている所である。

これから貴方の下で、色々学ばせて貰います!



檜佐木修兵。
担当、数学。
趣味は料理、まあ…ギターなんかもやってたり。
独身ですか?彼女いますかー?
なんて質問、ドシドシしてくれっ。




>あ!志波さん発見!!
>……ん?何だ今のは。
>ありゃあ朽木…だっけか。
>…………え?ええっ!?

偶然見掛けた光景。
憧れの人が女子生徒の一人に手を振る、ただそれだけ。
視線が合えば当たり前の光景なのかも知れない。…が。
真っ赤に頬を染めた彼女と、悪戯っ子の様に肩を揺らす彼は微笑ましくも禁断のにおいがした。


あぁ、成程ね。
彼の雰囲気が更に暖かくなった原因は彼女にあったんだ。
俺がその事に気付くのはもう少し先の話。

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