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2757.青く煌めく空、月は白く澄む。
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25 :
志波海燕
2010/09/23(木)02:20:36
>※注意!パロディ設定
>更に広がりみ魅せる世界観に、次はどの場面を綴ろうかと胸が弾む。
>檜佐木、早速の登場有り難うな!
>これで読者も増えたに間違いない(ぐっ←)
「志波先生、確か今日の3時限は空いてたよな。」
そう俺の目の前に立っているのは、三年の学年主任様。
「はあ…」
唐突な声掛けに眉間に小皺を寄せて相手を見詰めると、ポンと肩に手を置かれ
「病欠の東仙先生の代わりに実習生の授業を見てやって呉れ。頼んだぞ。」
…はい?何で国語科を担当してる俺が数学の授業を見なきゃなんねえんだ!
なーんて心中の呟きは学年主任様に伝える度胸もなく、引き攣った笑顔を浮かべて頷いてみせた。
…が、次いで紡がれた言葉に俺の表情はふにゃりと緩んだ。
「3年A組な。」
そう。あいつのクラスだからだ。
いつもはあいつの視線を感じながらも何食わぬ顔しながらみんなに見渡すことに努めていたが(チラ見を頻回且つ名指しで当てること頻回且つ周囲の男子への囁かな嫌がらせは多々あるが)
今回は後ろから授業の風景を見ることができる(今度は俺があいつを集中して見ることができる)のは初めての試みなわけで、
やばい。すげー楽しみ。
同じ大学の学部だった可愛い後輩の頑張っている様も拝んでみたいと思っていたし、丁度良い。
携帯を手にとって、朽木に伝えておこうか…と思ったが、ひっそりと教室に入れば俺の授業のときとの違いはあるのかだとかを見れるんじゃ?なーんて思い立ったもんで、携帯はポケットに閉まった。
今は朝礼の時間。
三限まで近いようで遠いが、楽しみをご褒美として真面目に授業をこなして来よう。
…なんて、いつもよりもやる気が出た。
>To be continued...
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