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2830.燕がゆく*改
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3 :黒崎一護(虚)
2010/12/20(月)01:58:01


人は何故初めから独りだと一人の恐怖を感じ得ぬのに


誰か寄り添える相手を見付けると不意に一人の恐怖に怯えるのか。


前まではひとりでも平気だった。どんなに広い世界にひとりでも、何も感じなかった。一人だろうが独りだろうが、どっちでも。

でも僅かでも心が通じ始めれば、誰かと心を交え始めたら、
一人はこんなにも苦痛だった。

小さな痛みを知った。
言い知れぬ恐怖を知った。

でもこれは誰かと通じなければ知れぬ痛みであり、恐怖だった。


この痛みが俺を苦しめる。小さいながらも、深く、重く、俺の胸を痛めつけ、呼吸もままならなくさせる。

でも、この痛みが恋しかった。誰かを想う時にこそ生じる、この痛みが。一人では、否、独りでは感じる事の出来ねェ痛みだから。

誰かを想う時幸せは生まれ、誰かと交わり想い通ずる時人は満たされる。だが、想いが強ければ強い程一人の時に痛みを伴う。苦しみを伴うんだ。

きっと俺はこれから沢山の痛みを得る。それは慣れ親しんだ様な、真新しいような。


何もなかった俺に痛みを、変化を与えてくれた彼人に感謝を。



与えられた幸せは、俺なりに全身全霊を持って返してやるぜ。しっかり受け止めろよ。


でも、痛みだけじゃねえ、温もりも愛情もこれからゆっくり俺に刻んでくれよ。俺は俺の存在を刻むから。



>--------

今日の王の心が読めねェ。
天気雨状態だ。そういう日は、自然と俺も大人しくなっちまう。
でも俺はシけた感情は嫌いだぜ。本能のままに生きてェ。己の感情に突き動かされるままでいてェんだ。





>一人の夜がめっきり苦手になりやがった。

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