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2868.赤い赫鰭、髑髏紅金魚。(満了)
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159 :阿散井恋次
2011/08/13(土)08:09:06

俺の辭で、
最愛たる御前への想いを綴る。

>告[哭]白、

朝、寝落ちの謝罪をしようと思ったら御前の蝶が翅を休めず傍らに居た。
其の蝶は酷く衰弱してる様に見えて俺に触れられるのを拒むように弱々しく舞っていた。
>そんな、気がした。
臓腑が捕まれるような息苦しさと、焦燥に酷似た感触。
>気付いてるかもしれない。
予感は在って。
来る可き其の時に、罵声を浴びせられ破棄てられても文句は言えないと思った。
御前はそうはしないかも、とも思うが最悪ってのは覚悟しねぇといけなかった。
だから自ら告げるのは此の書籍の最期にと決めてた。

悪い事ってのは出来ないようになってる。

其の来る可きは今日だった。
何気無い様子で返してくる、それが怖くて堪らなかった。
俺が其の立場なら怒り心頭、絶望すら憶えて相手に何するか理解んねぇのに。
御前は惟惟真摯に話を聴いて、応えた。
御前の辭に安心するのと同時に申し訳無さも募った。
もう二度と、そんな思いはさせないから。


好きだ。
だいすき。

御前のことが。





次の書籍を手にする時は御前にも首輪を掛けて。
全部繋いでやるから。
御前は嫉妬深い、そう言ってたけど。
俺も其れは負けないと思う。
薄々勘づいては居るんだろうけどな。
御前は俺のものだし、俺は御前のもの。
簡単に手放したりしねぇ。
余所見なんかさせねぇ。
後悔する時には遅ぇからな。
俺無しじゃ駄目って位に。

其の澄まし顔が何時までもつか。



>蟻地獄って識ってるか?

>砂金の渦、中心に赫色の眼
>肉眼で視認えたら
惟、
>其れは、きっと

帰還らせて呉れて、
有難う。

俺の居場所が何時までも、
…って言い方、御前が嫌いなのも何となく気付いてんだが。
一秒でも長く、御前の傍らに在りますように。

>御前がすき、





>鍍金奈落の底の其処、
>堕落ちて逝くのは御前は俺か、


>逝きは好い好い蟻地獄。

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