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2868.赤い赫鰭、髑髏紅金魚。(満了)
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朽木緋真
2011/09/27（火）00:00:04
あなたを、たいせつと想う。
>未だ、
>もう直ぐ
>途切れたこころ、散る梅小花
>橙色の金木犀は其れに好く酷似て居て
触れた指先は
躊躇いがちに繋がり乍、確りと私のこころをひく。
真っ直ぐ見据える黒耀の眼差しは
嘘偽り無く、脆弱な私の心臓を鷲掴む。
伝う体温が
鼻腔擽る肌の馨が、
確かに
確かに
貴方が傍らに居た事を示す。
>朝焼けを迎える深淵の闇が
>寝覚めに肺を満たす凍て付く冬の到来を伝える
泣き出しそうな程に
喚き出しそうな程に
燃える貴方への想いが在る、
其れは永久に等しい死神の時間
貴方を愛しいと想う程募ってゆくばかり、
有限な私の胸がいつか破裂して仕舞う迄
惟、
惟。
貴方の傍らにこころを置いて置ければ好い、
>此れは記憶
確かに私が此処に在ると云う。
幾つもの記念日や幾つもの季節を巡って、
私のこころが産まれた其の時を、奇跡と祝う貴方への感謝。
(初めて触れた想いも込めて、)
>20111027-03:27追記完了、
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