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┗2868.赤い赫鰭、髑髏紅金魚。(満了)(41-45/200)
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41 :
阿散井恋次
2011/03/05(土)03:31:03
寝付いた隊長の傍らに御休みを告げに行ったらうっかり起こしちまった。
明日は早いの識ってたのに寝転がって御話し出来んのが嬉しくって、つい。甘噛みしたり、擽ったり肋撫でたり。
隊長の言いたい辭を先読んで、他愛無い事で笑って。
密言睦言囁き合う、
俺だけが識ってる隊長の至極至極格好良い所。
滲ませたら、
暗闇に形好い唇が優しく微笑んで、俺を撫でて底抜けに甘やかす。
繋ぐ指先が心臓になりそう。
耳まで熱くって情けねぇくらい鼓動が早くなる。
やがて縋って、
伝う
>体温、
>吐息、
滲んで
>柔和らかな呼び聲、
『…───、』
一度始まれば自分じゃ留めらんねぇ。
熱い、
熱い、
興奮し過ぎて死ぬかと思った、
途切れ無きゃ、気が触れてたかも。
未だ心臓が痛ぇ。
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42 :
阿散井恋次
2011/03/05(土)10:38:33
今日は凄ぇ好い天気で、昨日のアレが嘘みてぇ。
つーか、探ったら懐かしいもんが山程だった。
帰還りてぇとは思わねぇけど、やっぱり餓鬼ん時ってな清らかだよなぁ。
隊長が御帰りんなったら報告しがいがあんな。
今日も無理、しないでくださいよ。
>ああ、…やっべぇ凄ぇしあわせだ。
>あのひと程じゃねぇがニヤニヤすんなぁ。
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20110306-14:09追記。
>紡いで呉れた織姫へ
面倒な事さしてごめんな?、でも有り難う!
気遣って貰えんのは観て貰えて冥利に尽きると思ってるし全然!
おう!らぶらぶに関しては全く心配ねぇし、此からも暇潰しにでも問題無さそうな綴りは覗いて呉れたら嬉しいっ。
本当に有り難うな!
>心配して呉れた優しい友人宛て。
心配掛けてごめんな。
でも俺は心配要らない。大丈夫だぜ?
管理人さんから聴いて凄く嬉しかった。
此からも宜しくな。
本当に、どうも有り難う。
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43 :
朽木白哉(綴主)
2011/03/06(日)14:52:08
>半・悲愴
>閲覧注意
もう長く無いと、
そう紡ぐには顔色も良く。滑舌好く話して居た。
惟繋いだ手の甲にある無数の針の孔は塞がらず赤くかさついて回復がままならぬのを伝えて居たり痩せさらばえた肌が酷く痛々しかった。
それでも明るく弱さを見せず、向日葵のようなひと。
まるで病など嘘のようで。
惟、見舞う私達に
『さぁ皆で帰還ろうか』
と紡がれた辭には。
繋いだ手を離すが出来なかった。
『御前の手は暖かい』
『今日は好い天気だから散歩がしたい』
身体を拘束する管や針を諸共に引き抜いて、望みを叶えて遣れたらと。
「また直ぐ来る、」
其れが精一杯で。
泣かなかったのはせめてもの強がり。
私は御前を愛して遣れたか。
御前が呉れた愛情を僅かでも返せて居るだろうか。
辭に出来ぬで済まぬ、
本当は愛して居るのだ。
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44 :
阿散井恋次
2011/03/06(日)16:06:26
窓際ってよ、
何でこんなに睡ぃんだ。
隊長、早く帰ってこねぇかな。
さっき理吉が出掛けに隊長が話してた『味が不明な赤い紅茶』とやらを買って煎れて来て呉れた。
桜の、だろ?
俺からしたら桃の風味だったけど。
季節だからだろうが、気に入りの甘味処や茶屋も桜で彩られて、俺は隊長を思い出す羽目になる。
桜の、
そうだな。
隊長の肌の透き通る感じとか、好く酷似てる。
きれいだよなぁ。
アレが俺のだ、って思って触れる瞬間は本当にしあわせ。
今日も御帰りは遅いんでしょうが、いいこにしてますから。
早く、触らせて下さい。
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45 :
ノイトラ・ジルガ
2011/03/08(火)19:04:08
>唄、
強い強い眩暈、
御前の体温が贋物なのを識ってる。
贋作の三日月に、
模造青空。
優しい演技りをする御前。
蟻地獄の白玻璃砂漠。
その厚塗りの微笑の向こう側に存在るは、
怯えか、嘲笑か。
確かめる術も、確かめようとも思わねェ。
確信になれば
>忽ち、
その先は現実の隧道。
暗い昏い、虚の底。
虚偽の掌を掴んで居れば、立って居られんのか。
それが本来の現実か。
俺の恐怖は惟
脈打つ戦場の喧騒が、遠ざかって逝き場をう喪失う事。
>即ち、
死。
其れだけの筈、
満開の陽光は最早今更。
屍[かばね]の上に立って、嗤って咆哮するが生き残滓る術。
御前の柔い肉の感触を穿つその時迄、惟そうして。
血を浴び、腕が千切れるその瞬間迄、
ひたすら御前の虚偽に騙されて居れば好い。
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