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2886.サバクノウエ(満了)
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200 :ノイトラ・ジルガ
2011/11/02(水)03:15:24

或る日二人の宮に帰還ッたら、
とんでもねェ部屋が増設されていた。




>【La casa dolce di innamorato、】
コイブミっての、
>揶揄えば剥き出しの皮膚に掛かる灼熱chocolate




すまし顔で遣る事がエゲつねぇ蝙蝠と、
綺麗に微笑って踏み潰す猪が紡ぐ
歪曲んだ閉塞空間。
中綿代わり。粘質な愛憎をたっぷりに編まれて素知らぬ顔をする手触りの好い寝床に、底冷えするような残酷さを投影す白ヰ大理石。
利かぬ膝下に嘆けば繋がれる冷徹な翡翠と甘い濁青灰。
繋ぐのは身体では最早無く軋んだ精神。
指先に伝う熱量に時折呼吸をするを忘れて、爪先から侵入する蠕蟲より悪辣な猛毒。
劇焼ミルフィーユに、ラメ入りの紅茶、
其れから
其れから。
垂れ流した穢ぇ体液にゃ全部御前の番号が振られてく。
なにひとつ不自由の無い、蟻地獄。
色破片硝子の蟲標本。
背中と歪鎌に御前の聲が穿つ。
虚孔眼窩の中にはたっぷりと御前の、─────…


其れが嬉しいッてのが大問題。
正に虫の息、ひとつづつ。ひとつづつ、
御前の蠕蟲を受け入れて
イキながら壊死してく、
閉塞空間に歪曲むのは御前だけじゃねぇって事。



御前に穿たれるしあわせ。
滑稽で不細工で、救済いようない穢らしさ。

そんでも御前がすき、
最上級の辭は御前の胎内に、






渇望する先には何時だって御前の色彩、

────…      、ぜ。
ウルキオラ、





>次ぎの地獄も御前と一緒に、
>きっときっと手を繋いで。







to be continue
>>>3013




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Un'altra lettera di amore
>>>2868.200

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