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189 :
黒崎一護
2017/03/21(火)22:18:15
どうしても__かった。
餓鬼の頃から見てた景色。
届けられる花。小綺麗に包まれた箱。
あの頃は、あれが元気の素に…なるんだと思っていたこともあった。
包みを開けるたった一人を思って、選ばれた物。それを抱えて、足を運んで顔を見合わせて安堵して…さ。名残惜しいと、何度も席を立っては座り、離れられない。
赤い残り日が落ちるカーテンに、その影と声を聞いてた。
枕に顔を押し付けたって、いくらシーツを握りしめたって、夜の長さは変わらねぇ。
もう、どこにも、何にもない。
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