tune the air - 覚書帳

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┗2944.tune the air(2-6/51)

2 :ノイトラ・ジルガ
2011/07/19（火）00:39:42

水のようだと、あんたは言った。

だが、きっと違ェな。
俺はあんたの言うようなもんには、なれそうにねえ。

──────＋

ちょっと面白かった。いやかなり。
変化？　そうか。そうだな、なるほど。いや、否定はしねえよ。
俺の住処じゃねえなと、再認識しただけ。
ま、気にしねえし。好きにするさ。ヒヒ。

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3 :ノイトラ・ジルガ
2011/07/19（火）00:42:36

窓を叩く雨音。揺さぶり起こす。起こされる。寝惚けまなこで突き返す、嘘。
思い出さなきゃならねえモンが幾つかあるが、いや、眠らせておくべきモンなんじゃねえか、とも思う。もうじき、２年目の夏が来る。２年経っても忘れねえでいた、と言うべきか。それとも２年も経った、と言うべきか。いずれにせよ、時間は俺のことなんざおかまいなしに経過するわけだ。淡々と。時間なんつうモンは、とどのつまり、流れを区切る単位でしかねえんだ。
あれが、そこまで覚えているとは思えねえ。俺ァそこまでマジになられる程のヤツじゃねえよ。──なんつって、当日になって挨拶食らったら笑うけどよォ。

意外とダメだな。そう簡単に放り出せるモンでもねえみてえだぜ、記憶っつうのは。

難儀。

>am I alone?

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4 :ノイトラ・ジルガ
2011/07/19（火）22:50:38

安心しな。あんたを困らせたいわけじゃねえ。
ただ、あんたの記憶になりてえだけだ。
俺にとってのあんたがそうであるように。

ただ、そんだけだぜ。
笑えるだろ。

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5 :ノイトラ・ジルガ
2011/07/19（火）23:52:55

回答なんざ要らねえっつーの。
俺がこうしてぼやくのも、
あんなバカみてえなコト言っちまったのも、
全ては俺自身の脆さだ。

畜生。…あ？　他人なんざ気にしたこともねえよ。

退屈。違ェな、俺が変わったんだ。文句言えた筋じゃねえ。
あの神様もいずれ飽きんじゃねえかねェ。
嵐の匂い。いい風だ。
いつだったか、嵐ン中に居るのが好きだと書いたことがあったな。もうずいぶん前の話だ。あー……もう無ェかもな。
嵐は何とかに気づくために、ってなァ。いい言葉じゃねえか。

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6 :ノイトラ・ジルガ
2011/07/20（水）01:27:20

──まァ、何だ。あんなコト言っといて何なんだが、俺ァあんたと色恋するつもりは全く無ェ。それはあんたも同感だろうと思う。なんでって？　あんたが手ェ離した理由がそれで、俺が手ェ伸ばさなかった理由がそれだから。
ロクなコトがねえとは言わねえよ。だが、俺には合わねえって自覚があるし、実際そうだから。
俺ァ、恋っつうのは執着とほとんど同義だと思ってる。だとしたら、俺はもっといい執着をあんたにやりてえんだ。あんたと俺の音を混ぜ合わせて、滴らすくれえの、さ。そもそも、馬鹿正直に反応しちまうあたり、あんた、変わってねえよなァ。くそったれ。
悩まなくたっていいんだぜ。俺はよォ、こう見えて何も悩んでねえから。かっこわらい。

──何ができるか、とは思うけどな。
あんたを取り巻く現実を変えるために、俺は。
（結局俺は、俺を捨てきれねえが）

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