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┗2974.夜行(〆)(81-85/142)

|||1-||||リロ
81 :黒崎一護
2012/06/05(火)00:41:45

人は変わる


当然、俺もな

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82 :黒崎一護
2012/06/06(水)02:13:21

自惚れ野郎にも、自意識過剰野郎にもなりたくねえ

だから、ここまで。

はっきりしていないのに、反応するのはやっぱ可笑しいよな

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83 :黒崎一護
2012/06/09(土)01:43:29

暑かった昼間の空気が、夕方になると風が吹き出し
夜になって降り出した雨にヒンヤリと冷えて来た。

あぁ、梅雨になるんだな…

別に嫌いじゃねえけど…うん、まあ…
一人で雨音聞くよりは、あの人と聞こうか

蝶に導かれ、ちょっと数日小旅行って奴だ

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84 :黒崎一護
2012/06/10(日)23:50:21

晩くまで話して、眠りに就いたのは深夜。
俺は休みの日はゆっくり寝てる派、それでも陽が昇って眼を覚まし
起きてみればあの人は仕事へ

仕事、大丈夫か?と心配していると枕元に白い塊が三つ
握り飯だった。
海苔もついてねぇ、具も入ってねえ、つまり塩握り

おかかくらい入れてくれ…とブツブツ言いながら食ったら、これがすっげえ美味くて眼ん玉飛び出た。
塩だけなのに、それがいい塩梅で米と混じり合ってマジで美味い。ホント美味い。
あっという間に食っちまって、指についた米粒食ってたらメモがあるのに気付いて…

味噌汁、あったんだ…温めるの面倒…冷たいまま飲んだけど、これも美味い。
料理なんて出来そうに無いように見えて作れんだ

何もすること無く、ボーッと過ごしているとあの人が帰って来て、夕飯を一緒に作って食った。

また降り出した雨、何も言わず隣に座ってただ煙草を吸って、雑談して…そして、また就寝。

こういうの、何にもしない贅沢っていうんだよな

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85 :黒崎一護
2012/06/17(日)00:24:42

現世に帰ってくると梅雨入りしてた
ちょっとばかし憂鬱になるのは、傘を差して学校に行かなきゃならねえ面倒臭さから

湿気った空気にウンザリしながら部屋に帰ってくると、地獄蝶が見計らったように飛来

「自愛しろ」

短い無愛想な言葉に滲む優しさ、友人としての気遣いに思わず暖かい気持ちになる

さあ、俺からも返そうか

>その言葉、そっくりそのままアンタに返す

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