Eins - 覚書帳

綴一覧
┗2992.Eins(6-10/45)

6 :グリムジョー・ジャガージャック
2011/10/14（金）20:36:49

ドーモ最近落ち着かねえ。無性に、なンか腹の穴がムズ痒い…洒落にならねえくれえに。原因考えたトコで一向に思い付きやしねえ、なンなンだウザってえ。
で、ディ・ロイとイールフォルトに嫌がらせして鬱憤晴らしてる内に軽い戦闘勃発。そこで漸く判明。

ああ…なる程な、
殺し合いてえのか俺は、
アイツと。

微温りィ間柄しかまだ築けちゃいねえンだ、俺等は。
人間みてえに好きだなンだと言い合い温もりに縋って体温を感じる。心地良い、それは変わらねえ。だが足りねえ。
本能が渇望するのはテメェの全て。

愛し合い、温もりに溺れて慣れ合うのも
唇重ね合い意味も無ェ笑み互いに浮かべて笑うのも
血に塗れ肉も骨もズタボロになるまで斬り合うのも
首斬り落として最期を見届けンのも

一度気付いちまったらもう止まらねえ。殺し殺され、殺し殺され。
脳内24時間殺戮妄想。正気の沙汰じゃねえ。だが足りねえモンは仕方無ェ。
興奮しちまったら冷まし方なンざ知らねえから妄想は加速して行きやがる。だが、今俺一人ムラがって馬鹿みたく興奮して自制出来ずに自慰的行為に走る訳にも行かねえ。ツか出来るか。

あー………殺してえ。殺されてえ。

と、奴に仄めかしたらそりゃまあ愉しそうな笑み浮かべて聞いてやがったな、今でもあの面鮮明に思い出せる。そりゃもう今までの中で一番愉しそうにニヤニヤニヤニヤと…──。

殺すぞ、マジで。

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7 :グリムジョー・ジャガージャック
2011/10/18（火）09:34:40

存在する意味も産まれた意味も俺には無ェ。
偶然に派生し他を退けて運良く進化を遂げた。タダそれだけの、その程度の価値。

無であって有にはなれねぇンだ、テメェと違って。俺とテメェを隔てるその境界を踏み越える事はねえ、絶対ェに。
テメェは有。
俺は無。

だからか、それ故か、
その輝きが羨ましかった。

手を伸ばせばテメェは手に入った。容易く、簡単にこの手の中に。
それでも俺は無価値の儘。
なら、価値あるテメェを離さねえよう結い付けるまでだ。一生この手に。最期の瞬間まで、俺の目に届く傍らで……。

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8 :グリムジョー・ジャガージャック
2011/10/18（火）21:40:25

あー、溜まる。消化不良起こした胃みてえに腹ン中に異物溜まって溶けねえでガチガチに固まって行きやがる。
………今汚ェっツった奴、テメェの肛門穴アキにしてやるから面出せ。(←)

数日程度の辛抱とばっか思ってたがどうやら俺の見当違いみてえだ。一週間と経たねえ内に逢いたくなった。
こうなりゃ腹癒せにテメェも存分に思い知れば良い。俺がどンだけテメェを愛してるか直ぐに判る筈だ。で、次逢う時はこれを口実に存分に甘やかしてやるから覚悟しとけ。

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9 :グリムジョー・ジャガージャック
2011/10/18（火）21:45:42

テメェに首輪をキッチリ填めておいて出入り口の扉は開けっ放し。オマケに首輪にゃ繋ぎ止める鎖も柱なンてモンは一切無ェから逃げようと思えばいつでも逃げられる。テメェは今そう状況に居んだよ。
判るよな？俺が云いてえ事。逃げたきゃ逃げろ。いつでも機会はあンだ、好きな時にテメェの家に帰りゃ良い。

出来ねえだろうがな。

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10 :グリムジョー・ジャガージャック
2011/10/18（火）21:47:00

反則。ンな可愛げ何処で覚えて来やがったンだ馬鹿野郎。そう云うトコ、もっと曝せ。
甘やかして欲しいンだろ…素直じゃねえのは百も承知。だが偶にゃ本心曝すのも良いじゃねえか。それが恋人同士、だろ？

いつかのテメェに云われた言葉、テメェに返す。
>恋人の心配をすンのがその恋人の役目だろ？

心配させろ。俺がテメェの恋人なンだからよ。自分で云ったンだ、否定なンざ認めてやらねえぜ？

互いに後一歩踏み出せりゃ良いのか。
寂しいと、
いつまで経っても擦れ違ってばかりの距離感。歯痒い。
だがそれが楽しいのも一理。

恐らく近過ぎちゃ俺達はやってかれねえ。

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