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3005.「もう」
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黒崎一護
2011/10/18(火)02:14:15
時を越え、季節は巡り、
二度目の秋を迎えた俺達
まさか…、出逢ったあの日と重なるなんて思っても居なかった。
あれから丁度一年が経つのか、早ぇもんだなって暢気にしてる位なんだって、俺はよ?
当初はつっけんどんで天の邪鬼で、その上消極的だったなあ
そんな腐った俺を立て直してくれたのは恋次じゃねぇか。
(それなのに、)
どうして謝ったりすんだ。
過ぎ去った事に文句は言えねぇし、お前が望んで成った訳じゃねぇっつーのに…。
それに、また俺の元へ
戻って来てくれたんだ
それが、何よりも嬉しくて、何よりも俺へのご褒美で、半年間も待ってた甲斐あったなって
>嬉しくて
だから、「有難う」や「偉いな」って言葉をくれよ。逃げ出したかった事は、黙ってくれても良かったのに。バカ正直過ぎるんじゃねぇか?バカ恋次。
久し振りに嗅いだ匂いは、俺の大好きな匂いのまま。
久し振りに見た背中は、俺が見惚れる背中のまま。
久し振りに重なった唇は、俺の求めていたキスだった。
何も変わらない
それだけが喜び
(恋次、なあ恋次…)
俺からはもう、
離れていくなよ―…
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