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┗3034.-霧隠れ-(6-10/18)
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6 :
市丸ギン
2011/12/22（木）20:52:42
小さな窓
小さな月
小さな光
小さな灯
頼るには暗く
暖まるには冷たく
手を伸ばしても
指先を伸ばしても
触れる事も出来ず
握る事も出来ず
消す事も出来ず
隠れる事も出来ず
ボクはそれを見ていた
.
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7 :
市丸ギン
2011/12/23（金）12:44:56
>久々に、会いたいなァ
なんて、つい口にしてしもうたけど、誰に会いたいんかも分からんし、本当に会いたいんかも分からん。会うた事があるお人なんか、会うた事もない子なんか。
会うてしまえば、楽しくも思うやろし、また面倒臭いって思うてしもうたり。
また会いたい思うても、時間がよう無かったり、気力がなかったり。結局なんやかんや理由つけて動かんのは悪いクセ。
ようは豆な子が色事抜いてもモテる言う話やなんやろけど。
>逢いたい
誰かと。
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8 :
市丸ギン
2011/12/24（土）01:18:27
熱い
気を抜けば
とろとろと溶けて
指の隙間から
思考の隙間から
流れ出る
声無く
聞こえる視線
刺さる刃にも似て
切り裂く風にも似て
>嗚呼、遠くで、雁の声がする
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9 :
市丸ギン
2011/12/26（月）22:08:26
落ちとったそれは、えらいあったかくてふわふわして柔らかかった。
綺麗な色をしとって、口に含むと夏に飲む甘茶みたいな爽やかな冷たさで、お天道さまみたいな匂いがした。
月明かりの下で見上げながら、キミと笑った春が恋しい。
>海に落ちる雪を見に行こう
きっと、あったかい。
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10 :
市丸ギン
2012/05/01（火）02:41:58
ひたり、ひたりと
頭の上を
左に右に
踏む音がして
うるさくて
うるさくて
よう寝られへん。
もう、しょうも無いから、
いつの間にか伸びとった爪を切った。
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