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3065.理想都市都想仮
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市丸ギン
2012/07/22(日)03:57:04
久しぶりに修兵に会った。期間にして約二週間。
待ち切れずに修兵の私室まで行ってしもた…。
久しぶりの部屋は相変わらず綺麗で、不思議と懐かしく感じた。別に通い詰めたつもりは無いんやけどな。
驚いた修兵の顔を堪能しとったんやけど…座布団を用意し始めた。これ本気でやってんのやったらボクは拗ねとったと思う。
話すんもええけど、ボクは触れていたかったんやけどなァ…修兵には届かんかったみたいや。
やから隙だらけの背後から抱き締めたった…文句付きで。
>久しぶりでめちゃくちゃ緊張しちまって、どうすりゃ良いのかと思って…。
口籠りながらもボクに凭れかかる修兵が可愛らしい。そして触れたいと、ボクの名前を呼んで口付けるところも。もっと触れ合いたいと、ボクを押し倒すところも。
せやけどボクが言った言葉で泣き虫が湧いた。泣き虫な修兵も久しぶりやなァ。
>俺は何時も、ギンの言葉に甘えてばかりで…俺は何か返せてんのかなって思う。だから足りないものとか、して欲しい事とか、あったら教えて下さい。俺、何でもしますから。
言うてくれんは嬉しいけど、特に何も無い…ボクは一緒に居るだけで満足やから。
けど折角の申し出を断るのもあれやし、修兵のしたい事をして欲しい。ちゅう逆の発想でお願いした。
そして意外な提案を受け、一緒に湯浴みをする事に。
当然着とるもんは脱がなあかん。自分が言い出した癖に恥ずかしがる修兵。この修兵も久しぶりや。
そないな関係やないと思うんやけどなァ?やから脱がしてあげよか、て提案したんやけど…脱兎の勢いで居らんなった。
誘っといてボクを置き去りにして行く修兵…なん、切ない。
ボクはゆっくり後を追ったら、どうも背中を流してくれるらしい。
>何時もお疲れ様です、と何時も有り難うございますっつう意味を込めて。
頭も体も全部、修兵に洗ってもろた。勿論、所々からかう事は忘れへん。照れとる修兵も久しぶりやなァ。
せやけど、からかい過ぎて修兵が拗ねてしもた…拗ねた修兵も久しぶり。
少し遊び過ぎたと反省…しても手遅れで、ボクに背を向けてしもた。ほんまに怒ってたら不味いと、確認の為に背中に口付けたんやけど、
>ギンの阿呆。
最近、ボクの口真似をするようになった。否、修兵は無意識かもしれへんけど、『阿呆』ってよォ言われるようになった。
そないな事を思ってたら、振り返って一言。
>機嫌直す代わりに、一緒に入って下さい。
そう言うてボクの手の引いて湯船に入ろうとする。ボクはつい、口元が緩んでしもた。
二人一緒に、密着して浸かる。
そして触れて欲しいと強請る修兵に煽られ、首筋へ口付けた。何処に口付けるかで、相手がどう思ってんのかの分かる目安がある。まあ、する人の好みもあんのやろうけどな。
逆上せた修兵と一緒に出て後は…内緒にしとこかな。
久しぶりに修兵に会って、ボクは満足。
今度会ったら、腕と手首に口付けたろかな。
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