綴一覧
┗
3073.愚者の幸福論
┗28
28 :
黒崎一護
2012/04/20(金)19:21:32
>みゃあ、と一声
なァ、御前何時も何時も、何がそんなに悲しいんだ。否、其れとも寂しいのか?何て一人寂しく猫に問い掛けた所で俺が大分痛い奴と映るだけで何のアレも無ぇけども。人すら理解して無ぇのが、人外を理解出来る訳無ェか。そんな中人の気も知らず、猫は集まりゃ、ぎゃあぎゃあ大合唱。(つーか大合唱と云う名の喧嘩。)嗚呼もう何なんだ、御前等。走り去る背を追い掛ける事も無く、唯立ち上がって視届けた。
散歩がてらの道で、亦一声。今度は何だ、喧嘩の果てか?――違うね、仔猫だ。母親が居ねぇのか、御前ンな所で何してんだ。嗚呼、何か今日の俺は可笑しいらしい、何回人外に話し掛けてんだ、答え、来ねぇぞ。(解らない程参っちゃ居ないらしいが。)巡らす内に、他所から猫。母親だな、ありゃ。環境悪くても生きてる奴等を素直に凄いと思った。
>(止めだ、止め!参ってんだって!)
†
[
返信][
削除][
編集]
[
戻る][
設定][
支配人の部屋]