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綴一覧
┗3120.莢迷放送局(61-65/73)

|||1-||||リロ
61 :ウルキオラ・シファー
2013/07/07(日)01:08:05

>侵入者の無糖珈琲より

>ええ。
>我らが女王様の為に、です。
>お手隙に。

>勿論。
>お書きになりますでしょう?(にっこり)

飼い犬は絶賛家出中。
彼奴が戻るまでに綴っておくことにする。

過日、告げられた言葉は飼い犬の心の機微にも気づいてやれなかった俺を怠惰から引き上げるようで、久々に垣間見た彼奴らしい矜持の高さが嬉しくもあった。

彼奴を飼い犬と呼ぶに相応しく有ろう。
今暫く時間はかかるだろうが、あと数ヶ月で迎える出会って四年目の冬までには。

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62 :テスラ・リンドクルツ
2013/08/06(火)21:03:46

格好良い僕…どこかに落ちてませんか。

違います、今回ばかりは──いえ、いつもいつも──ノイトラ様が可愛いのがいけないんですよ。

>ごろごろ、ごろごろ
ノイトラ様がベッドで怠惰に転がる音かと思いきや、大きな黒猫が喉を鳴らす音だったようで──
>にゃあん
──なにこれ可愛い。
可愛いって言ったら拗ねるんですけど、それもまた可愛いですなんてデレデレしてたら、やってきたイヤイヤ期。からのデレ期。

おふとんはんぶんこ、ですって。
ふふ、僕のノイトラ様は可愛いなぁ。

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63 :ウルキオラ・シファー
2013/08/13(火)20:26:19

>三年目は波乱とともにあけ、
心の距離を測りかね、針の筵を踏みに行く。
そんなお前との一つ一つが愛しく思えるのだと、俺も随分飼い慣らされたものだ。懐いた愛犬につい手心を加えてしまうのは俺の弱さか、それともこれが人間が情とか呼ぶものか。
鈍になってしまう前にあの感触を思い出させてやらねば、俺の魂に。

>金魚は水槽の中で泡となり、
白い死神は安堵する。
護刀を使わずとも良かったと、自ら手をかけなくても良くなったと、動かぬ恋人の死人のような頬をなでてひっそりと微笑むのだ。

>そして始まる新しい物語…?
やはりお前は赫が似合う。
黒犬を躾る事を夢見ているらしいあの男は、見かけに似合わず臆病らしい。笑顔の下に隠したつもりで、而してお前はお見通しなのだろう彼を…そうそう、惚れた弱みというのだったか。
赫犬の首を持ち去ったあの男は本気で刃を交えるも辞さない構え。傷つこうとも傷つけようとも、愛犬もならば本望だと言う。生首を前に愛を語られる俺の身にもなってもらいたいものだな。

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64 :テスラ・リンドクルツ
2013/08/13(火)20:27:25

──ああ見えて僕にはすごく優しいんですよ。現世に出かける折りなど、僕が快適に過ごせるように心を配ってくださる。そんなノイトラ様ですから、皆に愛されているようで、僕としては誇らしくもある反面、少しだけ嫉妬もしてしまいます。けれど、偶にすごく我が儘になって、理不尽な振る舞いをされることがあるのです。こちらのノイトラ様は僕だけが見ることのできる姿、でしょうね。ひとしきり大暴れした後で僕を傷つけたと落ち込んで帰ってくるあの方がとてもとても愛しいのです。

>黒い夜空に光る、紫色の光。
>見下ろす白砂に染み入る水滴。
>夜空が裂ける轟音は僕の大好きなあの人の嗤い声。
>光る指先が触れたら、心臓さえも止まりそう。

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65 :朽木白哉
2013/08/13(火)20:30:20

>戀、

過日、お前に自分の言葉は役に立っているのかと問われた。
当たり前だ、と返したが当たり前すぎて感謝を忘れていたようだ。

私の心に波紋を起こすのはお前。
美しいもの、素晴らしいもの、時に痛みを伴うものでさえ。
輝く夏の光が目を射すように私の心を揺らす、お前の言葉。

私の心を包んで癒すのもお前。
穏やかなもの、愛おしいもの、暖かなもの。
淡い秋の光が指先を温めるように私の心を癒やす、お前の言葉。

>互いの心を言葉に乗せて
>言葉と言葉を互いの糸で
>括り合わせて幾年過ごし
>絡まった糸は易々解けぬ
>其れを良しとし捕まえた

今日も隣にいてくれるお前に感謝を。

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|||1-||||リロ

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