莢迷放送局 - 覚書帳

綴一覧
┗3120.莢迷放送局(64-68/73)

64 :テスラ・リンドクルツ
2013/08/13（火）20:27:25

──ああ見えて僕にはすごく優しいんですよ。現世に出かける折りなど、僕が快適に過ごせるように心を配ってくださる。そんなノイトラ様ですから、皆に愛されているようで、僕としては誇らしくもある反面、少しだけ嫉妬もしてしまいます。けれど、偶にすごく我が儘になって、理不尽な振る舞いをされることがあるのです。こちらのノイトラ様は僕だけが見ることのできる姿、でしょうね。ひとしきり大暴れした後で僕を傷つけたと落ち込んで帰ってくるあの方がとてもとても愛しいのです。

>黒い夜空に光る、紫色の光。
>見下ろす白砂に染み入る水滴。
>夜空が裂ける轟音は僕の大好きなあの人の嗤い声。
>光る指先が触れたら、心臓さえも止まりそう。

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65 :朽木白哉
2013/08/13（火）20:30:20

>戀、

過日、お前に自分の言葉は役に立っているのかと問われた。
当たり前だ、と返したが当たり前すぎて感謝を忘れていたようだ。

私の心に波紋を起こすのはお前。
美しいもの、素晴らしいもの、時に痛みを伴うものでさえ。
輝く夏の光が目を射すように私の心を揺らす、お前の言葉。

私の心を包んで癒すのもお前。
穏やかなもの、愛おしいもの、暖かなもの。
淡い秋の光が指先を温めるように私の心を癒やす、お前の言葉。

>互いの心を言葉に乗せて
>言葉と言葉を互いの糸で
>括り合わせて幾年過ごし
>絡まった糸は易々解けぬ
>其れを良しとし捕まえた

今日も隣にいてくれるお前に感謝を。

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66 :阿散井恋次
2013/08/19（月）21:19:26

好きだからこそ、言わねえ事もある。

大体にして、そんな言葉と引き換えにあんたを繋ぎ留めて何になるってんだ。
そんな真似するくらいなら、心臓を差し出した方が幾らか安い。
だから言わねえ、おれの矜持にかけて。

ああ、やっぱり惚れた女の前じゃ格好良い男で居たいよな。なあ、理吉。

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67 :ネリエル・トゥ・オーデルシュヴァンク
2013/08/20（火）21:21:24

あの日、
貴方の名前を呼べなかったの。

私の貴男なのか、
あの子の貴女なのか、
どちらを呼べば良いのか。
分からなくなった自分が悔しい。

代わりに手を伸ばして捕まえたけれど、今も名前はこの喉に引っかかったまま。

ねぇ、ノイトラ。
あなたに追いついたら、もう一度名前を呼ばせてくれるかしら。

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68 :ノイトラ・ジルガ
2013/08/20（火）22:21:06

ァ呼、余計なこと考えんじゃねぇ。

御前は俺のもので、

俺は御前のもん。

うざッてぇ、

イイから。
俺の傍に存在たら好いンだ。　
余計なコト考えずに捕獲まえとけ、

理解ッたか。

俺の愛しい　もうひとつの　心臓へ

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