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┗3125.うそにっき(34-38/77)

|||1-||||リロ
34 :井上織姫
2012/07/07(土)10:30:59



降り仕切る雨に笑顔。
折角の七夕も生憎の雨空で着込んだ浴衣もセットした髪も無駄になっちゃったお祭りの夜。隣のおばさんに着せて貰ったのです!あ~あ、黒崎くんに見せたかったなぁ…。とりあえずお祭りが中止になっちゃったので雰囲気だけでも七夕に浸りますぞ。


雨が降る風景を窓から眺めてみる。星は雨雲に隠れて見えない。子供のころ、雨が降ると織姫さまと彦星さまが会えないって信じて泣いてよくお兄ちゃんを困らせたっけ。でもお兄ちゃんはあたしの頭を撫でながら『大丈夫だよ、織姫』って。


『星は雲の上で光ってるだろう?雲の上は雨が降ってないから織姫と彦星はちゃんと会えてるんだ。逆に雨が降っているお陰で誰に邪魔されずに二人きりで仲良く過ごせてるよ、だから心配しなくていいんだよ』


すごく、すごく嬉しくて、安心してお兄ちゃんに抱き付いたのを覚えてる。それから雨の七夕は嫌いじゃなくなった。逆に誰にも邪魔されない二人きりの空間に安堵すら湧くようになったっけ。あたしと同じ名前を持つ織姫さま。あたしの彦星さまは何時現れるかなぁ、なーんて。

心にはずっと、
大好きなアナタが居るよ。
戦う彦星と織姫のお話があってもいいよね。あ、でも一年に一回逢うだけじゃいやだなぁ。
むう…

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35 :井上織姫
2012/07/11(水)02:33:55


井上織姫、風邪を引きました!うう…喉がきゅーって締まる感じがする。声がかすれて更木さんみたいな声になってますな。熱はないから明日は学校行けると思うけどみんな心配するだろうなぁ…。少し咳も出るし喉も痛いしうつす位ならお休みしても良いかもしれない。


ちょっと息をするのがつらくて寝苦しい夜。あなたは何をしているのかな。あたしはちょっぴり泪が出そうです。でも明日もあなたの笑顔に会う為に頑張ってこの風邪を早く治したい。毎日、あなたの笑顔に会うだけであたしの世界は色付くから。だから明日も笑っていてね。あなたの笑顔一つ一つがあたしの宝物なのです。


>さて、細菌さんと戦いのはじまりはじまり。 
(寝るしか出来ないんだけどね)

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36 :小島水色
2012/07/11(水)18:27:56


ケイゴが瀕死な件について。
朝、一護と学校に行ったらケイゴがお腹を抱えて机に伏せて瀕死になってた。僕は違うクラスな訳だから其の儘自分のクラスに行こうとしたんだけど余りに唸ってるから気に成る訳で。ケイゴの机まで行って顔を覗いたら青くなってる上に冷や汗まで出てたんだよね。大丈夫かな、って心配に成ったけど机に転がってるパンの袋を見たら納得、賞味期限が一週間も切れたパンを食べて食中りになったんですね。流石浅野さん。心配し損したので自分のクラスに帰還しますよー。そんな仔犬みたいな目しても無駄に決まってるでしょ、自業自得だよ。あとは一護達に任せるから、ほら、僕遅刻しちゃうしさ。あとはよろしくね、一護



>休み時間にでも胃薬を差し入れに行きますか

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37 :井上織姫
2012/07/15(日)13:09:50



Happy Birthday!黒崎くん!な日。
みんなで企画した黒崎くんのお誕生日サプライズパーティーを実行する日になりました!どんぱふどんぱふ!たつきちゃんとケーキやお菓子の買い出しにれっつらドン!場所はあたしのうちで盛大にやりますぞ。浅野くんと小島くんに部屋の飾り付けを任せて茶渡くんと石田くんにお料理をお願いしたんだ。石田くんは文句を言いながらも率先して指示をくれるし、茶渡くんは心無しか嬉しそうな顔してる。たくさん、たくさんお祝いしたいな。どうか黒崎くんが喜んでくれますように!



>7・15  大事な日

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38 :小島水色
2012/07/21(土)13:04:32


昨日から続く雨。
梅雨明け宣言したクセに雨続きとか想定内過ぎて笑えちゃう。朝一番鳴り響く携帯、暇を持て余したケイゴからのお誘い電話。回らない頭、重い目蓋、渇いた喉、思考を巡らせて出た言葉が『ケイゴウザイ』だったよね。電話口で「水色ひどい!お前俺が暇で死んでも良いって言うのか!?」とか言ってたけど取り敢えず無言で電話を切ってまだ醒めきらない目蓋を擦りながらベッドから身を起こす。隣にはナナコさんが気持ちよさそうに寝てるけど、綺麗に畳んである服に腕を通してベッドから降りた。顔を洗って髪を整えたら鏡には何時もの僕が映ってる。一つ笑顔を作り上げたら鞄を手に靴を履いて外に出た。



嘘みたい。雨が止んでる。
見事な曇り空に支配された空、独特な雨の匂いに包まれた空気を吸い込んで歩きだそう。
ケイゴが背中を丸くしてうずくまりながら半泣きで僕を待ってる筈だから。イジメるのは愛在る証拠、友達には飾る必要ないでしょ?さーて、今日もケイゴをからかいに出発。



>ほら、不思議な位に僕の空が晴れ渡った

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|||1-||||リロ

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