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3174.迎風待月
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18 :
ノイトラ・ジルガ
2016/07/14（木）15:32:27
今更交わす言葉なんざ無えとお前は思う筈だ。手綱を棄てたその時から俺自身そうだった。何遍考えた所で俺達の向かう場所は違えと行き着いた答えを前に脳がお前を思う事を止めた。止めねえといけなかった。青かったな俺だけが。
新しい飼い主は見付かったか。そうなりゃとうとう此の書き置きは見るに耐えねえみすぼらしさで以てお前の目に映るんだろう。いや映る事も無え。
それでもいい。
思い出すのは俺だけでいい、そう思いながら。
もう一遍その面拝める事を願う。
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