綴一覧
┗3195.結び繋がり血が通う(21-25/30)
▼|
前|
次|
1-|
新|
検|
書|
リロ
21 :
阿散井恋次
2013/04/15(月)17:08:24
眠た過ぎる日が続く。
―――――
準備運動。
―――――
くだらねえ話を幾つも繰り返し、ゆっくり眠る。
今ンとここれで満足。
というより、くだらねえ話しか思い付かねえ。
他愛の無い話。
[
返信][
削除][
編集]
22 :
更木剣八
2013/05/23(木)03:55:12
珍しく、この数日連続して地獄蝶が飛んでくる。
理由は明白だ。
転寝をしながら、短い遣り取りを繰り返した。
あいつも眠たいと口にしながら蝶を飛ばし返してくる。
とっとと寝ちまえ、と話を切り上げようと考えるが、どうも勿体無え気がして結局ずるりずるりと話を続ける。
お前くらいだ。どうでもいい話を長々とできるのは。
次々と出てくる話題は、いったいどこから生まれてやがる。
どうしてこうもあいつとの会話は気持ち良いのかを考えた。
常に同じ状態で話ができるからだという結論に至った。
余計な騒音が一切無えんだ、そいつの蝶は。だからむやみやたらと揺さ振ってもきやしねえ。
静かに淡々と会話が続く。鈍間な川の流れに身を任せている気分だ。懐かしさすら感じる。
あの、耳の穴がそれぞれ半分水に浸かった状態で、仰向けで浮いている時と同じ気分になる。
良い夜だ。
もっと続けばいいと欲張ってもいいものかどうか…。
それに関しちゃ深く考えず、また蝶を飛ばしてみるとする。
[
返信][
削除][
編集]
23 :
更木剣八
2013/05/23(木)03:57:28
斬り合える相手が欲しいところだ。
――――――
(後日編集)
[
返信][
削除][
編集]
24 :
斑目一角
2013/05/23(木)03:58:01
二人寄り添って眠る姿を見守る。
約束を果たして物語は完結した。童話や昔話と一緒だ。
最後の締め括りは、「それから二人は幸せに暮らしましたとさ」
望みが叶った今、いつまでもうじうじしてられねえ。
俺の口からは伝えられない想いは、眠っている姿が夢の中で何度も囁き続けんだろ。
だからこれ以上主義を打ち破るのはやめだ、やめ!
おらおら!いい加減シャキっとしやがれ!
[
返信][
削除][
編集]
25 :
斑目一角
2013/05/23(木)03:58:44
帰る場所がある。
大切なモンを置いてきちまった。帰る場所に。
「一緒に行くか」とも「黙って付いて来い」とも言えずに、一番腑抜けた台詞を吐いた。
>待っててくれ。
首根っこ掴み上げてでも、引き摺ってでも連れてくるべきだったのか、それともこれで良かったのか。
そんなのは今考えたって分かりゃしねえ。
ただ一つ、俺の憧れには程遠い事をした――と。
何時だったか見上げた広い背中への“羨望”を思い出して、テメェの未熟さを見据える。
ガキみてえな俺に振り回されて、愛想尽きねえのかね。
大馬鹿野郎。
[
返信][
削除][
編集]
▲|
前|
次|
1-|
新|
検|
書|
リロ
[
戻る][
設定][
支配人の部屋]