天竺葵 - 覚書帳

154 :石田雨竜
2015/06/29（月）23:31:57

【手乗りバトン】

>恋人が手乗りサイズ(りんご一個分の重さ)になりました。
えっ…？え？何があったんだい？

>それを知っているのは自分一人だけです。誰かに助けを求めますか？
そんな事する訳ないじゃないか。

>その理由は？
僕が何とかしてあげたいから。

>元に戻る方法は分かりません。とりあえず一緒に生活しましょう。
勿論だ。

>とりあえず、はだかんぼの恋人を何とかしましょう。
直ぐに君専用の服を作ろうじゃないか。

>服、手作りしてあげますか？
あぁ、その分野に関しては僕の得意分野だからね。

>恋人を外に連れ出してデートしますか？
そうだね…ストレスを溜めるのは体に良くないし。

>食事はもちろん「あーん」ですよね？
……(コクコク)

>お風呂は手に抱えて？洗面器でぱちゃぱちゃ？
洗面器の中で隅々まで綺麗にしてあげるよ。

>寝るときは一緒に？踏み潰しません？
そうだな、その時は僕の枕の隣に君用の布団と枕を置いて一緒に寝る事にするよ。

>一晩寝たらりんごサイズから幼児サイズに成長していました。
また服を作り直さないと…

>……まさかとは思いますが、手を出したりしませんよね？
そんな事する訳無いだろう、それはもう少し大きくなったら……いや、何でもない。

>りんごサイズ、幼児サイズ問わず、小さくなったからこそしたい事はありますか？
君に僕の作った服を沢山着て欲しいな。

>ともかく、小さくても愛する気持ちに変わりはありませんよね？
勿論だ。

>もう一晩寝たら恋人は元に戻りました。が、今度は自分がりんごサイズです。
取り敢えず事の経緯を話してみる。

>恋人にしたことをやり返されても平気ですか？
君になら何をされても大丈夫だ。

>りんごサイズにしたい人に回しましょう。やりたい人が居たら教えてくれ。

海底を飛ぶ燕の一護から回ってきたんだ。
…こんな感じでどうだろう。
僕にまで回してくれて有難う。

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