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┗3294.[Non titele](12-16/20)

|||1-||||リロ
12 :黒崎一護
2015/08/10(月)10:57:28




ひとつ、声を張り上げた。


(...──俺は此処に居る。)


✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎

突然失せた唯一の記憶の証し。
気の所為か、胸の奥が傷んだ気がした。

(違ェ、ただ其れを少し寂しいと思っただけだ。)

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13 :檜佐木修兵
2015/10/03(土)21:43:49



はい、またさよならが来ました。

何日前だったかも知れねェ。

何でかね。
俺は別にさよならに至らなくても良いんじゃねーかと思う。友人知人じゃダメなのかと思う。
縁を、断ち切らなきゃいけない程のものなのかと思う。


なんてな、其奴は俺の都合だ。俺の言い分。

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14 :檜佐木修兵
2016/07/12(火)06:30:03


懐古に耽るたァ俺もいよいよ歳を感じざるを得ねえ。
なんて黄昏に身を置いていたら六車隊長に後ろ頭小突かれた更にその直後に九南に華麗な蹴りをキメられてそこから先の記憶は無い。


気が付いたら救護室の天井と睨み合いっこ。
鬼の形相なんて比喩にも成らねェ、技局の鬼が珍しく付き添いなんざしてくれていたのかと思えば開口一番、モルモット案件持ち出してきたから俺は速攻シーツに背中を埋め直した。俺の周りは少々檜佐木暴力強過ぎる。


──…そうして夏が、やってきた。

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15 :コン
2017/08/03(木)08:07:06


なにを思ったか知れねえ。
オレ様にだってオレ様自身が解らねえことがごまんとある。

まだまだ知らねえ世界が待ち受けてるのも確かってモンだ。


──なァんてな。

やめやめ、馬鹿馬鹿しいったらねぇよ。

格好付けたって仕様がねぇっていうかなんていうか、だからアレだ、
単に浸った懐古のソレに、忘れられねぇ何かに惹かれるまんま、ここに足を踏み入れた。
気が付きゃテメェの冊子を手に取り表紙を捲り、そんで誰かさんの筆箱から取り出したボールペンで意味もなく筆跡を遺す。


次にここに足跡残すのが何時になるかなんざ俺だって解らねえけど、其れでもこうして気がつく度にテメェの存在叫びたくなる時がある。此処が在り続ける限り、俺の記憶が失せちまわない限り。
何度だって手に取っちまうんだろう、恐らくこいつを。


あれから色んなモンが変わっちまった。

それでも、変わらねぇモンだってあるんだなと改めて思わされた。
其れが此処の何処かに眠ってる。ただそれだけだ。


本日は雨天。

俺の腹ン中は生憎真夏日和です。


>(声にならない声だとしても、構いやしねえ。なァおい誰かさん。誰でもいい、誰だっていい。俺は今日も元気です。)

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16 :檜佐木修兵
2019/08/25(日)16:50:26



嗚呼、そうか。



全く知り得なかったんだ。
此処、終わっちまってたんだな。


つって、俺が此処に在るのは何でかって?さァな、何でだろうな。…なんつって。
偶々だ、偶々此処への導が変なところに挟まっちまってただけ。
だから、閉鎖の其れは知り得ずとも、此処に残せる術を持ってるってこった。


さァて、今年もまた夏を謳歌してるぜ後輩。


>誰に宛てるとも無く。

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|||1-||||リロ

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