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3462.歌詠み兎
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10 :
砕蜂
2020/06/13(土)23:16:30
耐えられなかった。
自分が自分でなくなるかのような感覚。
護廷十三隊としての誇りが踏みにじられ、蹂躙され、無力なただの女になってしまう瞬間。
己の矜持が折られ、屈服させられる。
それすらも愛おしいと思う己が一番許せない。
お前が憎い。
憎くて、憎くて、愛おしい。
私をこんな風にしたのはお前だというのに、何故あっさりと手を放したのだ。
……どうして、私を連れて行ってはくれなかったのだ。
2020.06.27
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