付き合って片手ぐれえ年数経つのか。早ェよな、あっという間だ。その間にお互い色んな出来事があって、酸いも甘いも一緒に居る間経験してきた。幸せだって時も、心底つれえって時も、出会ってからお前はいつだって傍に居てくれた。 人生の軌跡をグラフで描いたらたぶん今のオレは最大級に底辺いってんじゃねーかと思う、オレ自身を取り巻くアレコレで。年初も、最大級につれー事があった。つらすぎて塞ぎ込んじまったせいで一時的に離れた(別れの危機だとアイツは思ってた)時もあったけど、今も変わらず隣に居て変わらねえ日常を一緒に過ごしてる。 調子悪ィからって特別扱いせず普段通りに接してくれる事が嬉しくて、たまに真面目な顔して「お前に幸せでいて欲しい」って言ってくる甘い声が愛しくて、切なくて。正直、嬉しいとか切ないっつう感情に膜が張ったみてえになってて、感じてるようで感じられてねえ、感じたいのに…みてえな矛盾を自覚してる。喜怒哀楽が平行線みてえな感覚。 だけどよ、唯一アイツが好きだっていう恋だったり愛だったりっつうキモチは鮮明で、今も変わらず感じられてんだ。好きだって感じてポロッと口から出ちまうくらい。オレの中にオレらしさが残ってるって事をアイツを通して知れて、ちょっと泣いた。 変わらねえ部分もあるって、根本は変わらねえんだってわかった時、確かに嬉しいと思えた。 ただ居てくれるだけで支えになってる事への感謝がうまく表現できねえ。この数年で何度も何度も体験してわかりきってるんだからいくらでも伝えられそうなのにな。 ありがとな。すげえ好きだわ、今も昔も、これからも。 |