Web連載されている
『君と宇宙を歩くために』って漫画をオススメしてもらったんで読んだらめちゃくちゃに良かった。
世の中で
『普通』と言われていることがどうしても出来ないっていう高校生たちが悩んだり自分に合った工夫を見つけたりするっていう話です。
周りからは普通だと思われているのに自分では物事を『普通』にこなすことが難しいと分かってしまっている、その周りとのズレが少しずつ苦しさに変わっていくことのリアルさが凄い。
皆が普通に出来ることを自分が出来ないって人にバレてしまうのが怖いっていう気持ちがなんとなく分かる気がします。
作中に出てきた『悔しくても泣くのは家に帰ってから』ってメモ書きに心を打たれた。
普通という言葉が当たり前のように使われる世の中で生きる息苦しさを
宇宙で歩いているようだって表現するのが好きだな。宇宙でも上手く歩けるように、たぐり寄せられる紐になるものを用意するのって結構重要だと思います。
何かあった時にこれがあれば安心出来るっていうマニュアルとかって誰にでも必要だと思うんですよ。どれだけ勉強や仕事が出来る人だって、人間は忘れる生き物ですからね。
まだ連載始まったばかりなので今なら無料で読めます、単行本になったら手元に置いておきたいな。