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3186.カレーにレーズンを入れるな
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95 :オリバー
2023/03/09(木) 23:21

『母さんがどんなに僕を嫌いでも』
っていう映画があって、上映していた劇場も少なかったしサブスクで見られるかも分からないんだけど凄く印象に残っているので話をさせてください。
 
先に断っておくと、子供が悲しい目にあったり暴力的な表現があるので、そういうのが苦手な人には向いてないかも。僕も途中のシーンは震えながら固唾を飲んで見ていました。
 
タイトルの通り子供と母親の話なんですけど、よく世間で『親から子供への愛は無償の愛』っていうじゃないですか。でもね、僕は『子供から親への愛こそ無償の愛』だと思うんですよ。どんなに酷いことをされても、傷付けられても子供は自分の親を庇い愛を向けるんです。
この作品の主人公である子供も、小さい頃から母親にキツく当たられたり施設へ送られてしまったり、大人になっても憎悪を向けられるんですけど一貫して母親に親子としての愛情を向け続けるんです。あまりにも人間として出来すぎている。

大人になった主人公が母親に包丁を向けられて殺意を向けられるシーンがとてもしんどくて、流石に泣いてしまった。恐怖もそうだし、実の親から向けられる感情が殺意だなんて酷すぎるだろ。ちなみに、僕はこの映画を同日に二回見ました。
めちゃくちゃに感情を掻き回されるというか、手を突っ込まれて雑にぐちゃぐちゃにされる感じがしましたね。
 
でもこれ、胸糞系じゃなくてちゃんと前向きな終わりなので見終えた後はなんとなく爽やかな気分になれる。いやぁ、主人公に素敵な友人たちがいてくれて良かった!どんなに悲惨な過去があっても、本人次第でいくらでも前向きになれるんだなって元気と勇気をもらえます。
某サブスクでレンタル出来るらしい、もう一度見ようかな。


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