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┗3223.死ぬなら遠いどこかの海で(15-24/44)

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24 :すぎる
2023/04/11(火) 14:27


走れゎナンバー




それならそれでええかなーっていうか、そうならそうと言っといてよ!ていうか、まあそんなん。そういうのいっぱい集めてる。そういうのいっぱい集めて砂の城作ろうとしてますんで。バケツいっぱいに溜め込んだサラサラの砂でね。水使わんと固めたろう思ってね、やらしてもらってるよね俺なんかは。
別に、何でもええねんけど、教えてもらわなわからへんし。要らんのやったら残しといてくれたら後で食べるからラップして置いといてよ、そこのさ、あ、いややっぱぼちぼち腐る季節やし冷蔵庫入れといて。今多分水しか入ってへんから。え、…マジ?あーそれもう捨てといて。ごめんごめん、入れっぱなん忘れとった。んはは、ヤバい匂いしてる?あーほんならビニールくるんどいてもらってもいい?うん、もうええよ。もういらんやつやから、それ。


全然関係ないけど模様替えしました。色変えただけですけど。なんかもういっそ白地に白の文字で書いたろかなとか思ったけど、いや流石にダルすぎ!中学生女子?あなたは何人目の訪問者?ってなってやめた。女子ちゃうんでね、イケオジなんで。誰がオジや!!!


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23 :蘭たん
2023/04/10(月) 12:41


遠いところに行きたいといつも思う。ごちゃごちゃ、ぐちゃぐちゃ、パスタみたいに絡まった配線の奥で俺の言葉も愛も執着も光になって飛んでいくところを夢想する。身体がすぐに記憶をとりこぼす。頭の出来だってそんなに良くないのにさ。触れたことさえわからなくなるなら交わす全てに意味なんてないのに。飲んでも飲んでも喉が渇く。最果てが、此処に、お前にあればいいと、俺はバカだから、いつも本気で思ってるんだよ。


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22 :hacchi
2023/03/20(月) 23:34


愛おしいと思っていた。あなたの文学が欲しかった。あなたの哲学と、過去と悲しみを食べて生きた。

愛しいと思っていた。わからないから、形状がなくなるまで噛んでそれで、口移しで飲ませてもらったものさえ吐き出した。

いとおしいとおもっていた。悲しさが悲しさのまま、君の瞳に宿るまでの数秒に降る流れ星が、世界を消滅させることさえ、至極当然のことのように、思えるほどに。


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21 :shu3
2023/03/09(木) 20:06




いやまあ好きなんですけどね。ずっとは無理だな。歳だなあと思います。仕事が忙しくて、生きていくためには働かなきゃならないから、ずっと興じてはいられない。元気で退屈だったんでしょうな。なんか、あんま覚えとらんのすけど。でもあんだけ体力と時間持て余してた時期にずーっとスマホ触ってたの今になってバカだなーとかネ。思ったり思わんかったり。でも当時に戻ったところで、ずっとスマホ触ってんだろなと思います。そうやって生きていくしかできんくて、そうしてただけだしな。そう思いたいだけなんでしょうけど。

衝突することも愛を分かち合うことも隕石みたいに落下する恋も、好きなんですよ。ずっとそれをやってはいられなくなっただけで。人生の本質が他人との関わりにあるっちゅーのはまあまあ変わんない見解ではありますけど、なんつーんだろな。見る角度が変わったんかな。草臥れて生きるのはつまんないですけど、持て余して生きるのも怖い。だから俺にとびきり優しい人間が数人いてくれたらもうそれでいい。俺に優しくないヤツのことを人間扱いする元気が常にはないんで、すんません、あんま視界に入ってこないでもらっていいですか。



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20 :shu3
2023/03/07(火) 22:21


衝動は針で喉を刺された時のような痛みのことをいう。今んとこ刺されたことはないすけど。想像の話です。人のふりをして、頭の中にある街で、暮らしているので。
人生の意味は安寧の中にしかない。くだらないことを言っていると思う。涙が見たい、だとか。


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19 :hacchi
2023/03/07(火) 12:50





幸福についての話をしようと思う。


飯。物を食うと血糖値が上がって、それが身体の中でなんやらかんやら作用して、気持ちが落ち着く。…理系だったとは思えねえ馬鹿発言しちまったけど、要するになんか食ってると不幸が有耶無耶になる訳で、それはまあなんてお手軽な幸せであることでしょう。人より食わない方だとは思うけど、何も食べずに生きてはいけないし、好きなものもそれなりにある。偏食だとはよく言われる。一つ好きなものができると、そればかり口にしてしまう。自分のこういうところが、とても好きじゃない。

海を見ることも、性行為も喧嘩も創作も、音楽を聴くことも夜の街をあなたと歩くことも、大きな括りで見れば快楽に過ぎない。抑圧された、ありきたりな、くだらない日常の中に、目の前が点滅するような、鮮烈な赤色が過ぎる。追いかけて掴もうとしてそれが光であることを知る。眩しさに慣れないまま、焼き殺してもらえるのなら、そうやって死んでしまいたい、と思う。


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18 :蘭たん
2023/02/21(火) 20:44


不変であるものは恐ろしい。それなのに永遠にかわんないもんを探してみたりしてる。バンプみたいなこと言うじゃん。しゃーねーだろ世代なんだから。こんなもんはしゃーないんですよ。子守唄よりバンプ聴いて育ってんのこっちは。

変わらないで居てくれと願いながら、変わらない気持ちが本当にそこにあるんだとしたら怖くなる。怖くなって噛んだり引っ掻いたりしてしまって、いつまでも壊れないで欲しいのにどうせ壊れるなら早く壊れてしまえと思ってしまう。孤独に慣れたい。

早朝の空気を吸って肺が薄青色になる。右手を繋いで左手で朝食を食べる。食いづらくてあんまり味がしない。喉が焼けるような自己陶酔の中で、どうせ死ぬんだからってこれは諦観でも厭世でもなくて事実なんだけど、事実って本当につまらない。でもつまらない話をしてる時の、お前の顔は可愛い。


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17 :hacchi
2023/02/21(火) 20:43



しあわせごっこ




花屋の店先にある白い薔薇を一本、手折った俺に気が付いても、花よりも、店の人よりも、周りの目よりも、何よりもまず俺の指先の怪我の有無を心配するような人だった。くしゃくしゃのハンカチで傷口を止血して、薔薇の花を折ったことを謝ると、いつもみたいに笑って、また俺をゆるして、自分が店主に謝りに行ってくれるような、そういう人だった。

あなたが許してくれた俺が眠って見た夢の中で、息を続けている。白いハンカチと花弁が汚れて、結局指先に絆創膏を貼らなかった。血の赤は、この世にあるすべてのものの中で、一番綺麗な赤色をしていると思う。



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16 :hacchi
2023/02/18(土) 09:59



37.4℃



目が覚めて声を想う。頬を撫でる。俺より小さな身体の底にある、一番温度の高い部分に指を当てる。どうか、何も気付かないで、何も与えないで、何も知らせないで。


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15 :shu3
2023/02/13(月) 13:03



死にたい夜にかぎって




気が触れそうな程の熱量が欲しい。肺の奥に指先を捩じ込んで、心臓を掌の中で握ってみる。握り潰さないように注意しながら、何度か握力を強めて、血液と体温と脈動が其処にあることを確かめる。俺にとっての倒錯の定義は目眩むような高揚より、そういう動作を淡々と繰り返すことに近い。むざむざと自覚がある。言い訳ばっか上手くなる。これの何が最悪って、自分自身で本心だと錯覚してる嘘なところ。最悪すぎるから誰も気づかんまま死んでいってほしい。
俺は俺みたいな奴とは死んでも付き合いたくないから俺の大事な人も恋人にしたくない。クソだもん。俺友達から俺みたいなやつと付き合ってる話聞いたらコンマの間も置かずに「殺せ」「別れろ」「記憶から消せ」って言いますね。いや、クソだもん、だって。


隠して暈すのクセんなってんな…ダメだなこれ一回やるとちょっと…、クセになってますね。でもさぁ…こんだけ隠してるとこまで態々読むってことはもう…それは絶対…読みたいヤツじゃん。俺の恥部見てえヤツじゃん、それは。そのくらいのね…気概のある人だけね。読んでもらえればいいんで。篩に掛けてます。散らしてるんで、君らを。変人奇人物好き煮詰めた精鋭だけ残したろうと思ってね…でもクセんなってんだろ?お前も…開いた上で暈されてんのが、サ…。あ…違う。違う、か…ハイ。そうすか…。



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