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┗2127.透徹した雨垂れ/つぎの記事が出来上がるまで一旦保存(91-100/107)

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100 :創作C
2022/09/16(金) 18:13


 ももかしら しん 
 黒髪、細身でリムレスの眼鏡をかけた痩せぎすの男、基本他者に明るく振る舞うが独りになると何もない所を見る事が多い。



 私は斯くも続けることに厭わない人間だったのだろうか。数年程まえには想像もつかなかっただろう。さて、私のような男がこのように新しい紙を選び、鉛筆を削り、左手を汚く黒くしながら書いた落書きだが。いつの間にか、いちから読むのは面倒なほどに増えてしまった。一冊のミステリー小説を書き上げると同じ労力を費やしたと思えば、どこからか金銭が降ってきてもおかしくないのではないか。だが、ここには何もないのだ。
 語るには短く、あまりにちっぽけで。ただそれでも毎日を平穏に過ごしていた平々凡々な男が文字を並べるには理由をつけるのも烏滸がましい。嗚呼、この紙切れを誰が見るとも言う訳ではないのだから何を理由にしてもいいのだった。どうせなら長く大きくホラを吹いてもいいのだ。誰にも分からないのだから。妄想など苦手な気もするが、この一時だけでも文豪になったような気持ちになってみせたい。

 あの日は確かに雨だった。ぽつりぽつりと傘からはみ出る雨が背負うリュックを濡らすのが憂鬱で溜息を吐く。困ったなあ、折りたたみ傘では満足に身を守れないのか。雨音が段々と強くなる。家に近付いている筈なのに、どうにも遠ざかってるように思えて仕方がない。違う世界に取り込まれてしまいそうな気分になって、私はトタン屋根の錆びたバス停に気持ちよりかかった。鼓膜を打つ音は大きく、脳に響くころには遠退いていく。
 ふと気付くと隣に人が立っていたのだ。いつの間に誰ぞと思えば視線は一度送ってしまう。「雨宿りですか、まさか人が居るとは」私が取り繕おうとした台詞を先を越され、少しばかり高めの声が交じる。「まあ…何だか歩くのが面倒になってしまって」余所行きを忘れた本心がまろび出た。こういうところが良くないと散々他人に言われているが、出たものは戻せない。独りでこの灰色を見詰めるのが楽だったのに、人が来ては、ましてや喋りかけて応えてしまっては平穏がない。そそくさと帰ろうと向かう方向も分からないまま、折りたたみ傘を広げようとしたら声がかかる。「今なら雨に濡れ放題ですね」そんな子供じみたことを、傘を広げようとした私に言ってどうするのか。しかし、そうか、何も濡れちゃいけないわけではないんだったなあ。その台詞に何か、何か答えたと思うのだが、もう覚えていないのだ。眼鏡も髪もスーツも、何もかもを濡らしながら、とぼりとぼりと歩く。ばしゃりと水たまりを踏むと濁った。家の前の小さな水たまりには自分が映り、あまりにも酷いものだったから少し口角が上がっていた。止み始め、水色を覗かせかけながら落ちる透徹した雨垂れがその表情を波紋にして笑ってみせている。足取りは傘を差していた時ほど重くない。そんな気がしただけなのだ。

 忘れもしないだろうが、気付くと私はその日のことを読みもしないチラシの文字の上に書こうとしていた。地域特有の小さな祭りの知らせの上に四行ほどの落書きを。濡れたままの手でボールペンを握り、薄い紙に乗るインクを滲ませてまで。今にして思えばあれが日記の始まりだろう。さて、そう言えばあの人は誰だったのか。思い返せば同じように雨宿りをしていたのに、何故そんな事を。そもそも傘を持っていたのだろうか、濡れていただろうか。いやしかし、そこに人は居たはずなのだ。声はこの耳に残っているのだから。

 次の日はよく晴れた空。眩しさにまた目を細めて、昨日の雨ですらそうだった事を思い出して合わない度数を心配している。捨てることを忘れて机に広がるチラシの横に真新しいノートを置いた。続かなくともいい。明日終わってもいい。毎日じゃなくともいい。綺麗でなくとも、雨に、濡れてもいい。



 嗚呼、恥ずかしくなってきた。別の頁へと書いたほうが良かったのではないか。独りであるからこその羞恥も存在しているとは。しまった、慣れないことをすると言うのは歳を取るほど億劫になる。終わりが近づくと何故か言葉が出てくるのも不思議だ。いつの日だったか、気付かぬうちに数枚飛ばした頁に覚えのない書き残しがあったことも書いておけば良かった。こんな風に私は斯くもマメな人間だったとは、本当に露ほども思っていなかった。元からそうだったのか変わったのかは分からないが、そんな事は今はどうであろうと良いだろう。きっとまたボールペンを握り時折読めない程の文字を走り書くのだ。それが明日なのか明後日か、はたまた一ヶ月経とうともこの日記を忘れることはないのだろう。そして偶に満足そうにしている私がそこにいる。

2022/09/16 百頁 振

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99 :Mayuzumi
2022/09/08(木) 19:14


 何か。

 ほら見たことか、と。もう落ちる寸前の夕焼けをバックに言った。

 歩き出すともう肌寒いような気がして、立ち止まるとじわり感じる生温さ。肌を撫でる不快感は夏の終わりのあがきをよく表していた。一人なのに。一人だからこそ、溢してしまう言葉を、アスファルト以外が受け止めてくれることはそうそうない。

 無いね、そう言われたことを度々思い出す。いいや、あるよ。俺にはしっかりとある。そこには硬さも、柔らかさもあるけれど多分諦めるのが早いんだと。だからゴメン。分かりやすく言うならきっとそこだけ効率厨なんだろう。いつの間にそうなったか、いつの間にかそうだったか忘れたから、もう一生懸命にはなりきれないのかもしれない。「その程度なのか」と問われるなら、君がそう感じるなら「そうかも」と返すしかない事すらひとつそこに薄闇を生じさせてしまうのかな。

 分からないからこそ聞いてみる事しか出来ない。その単純行動はいつか、いや稀に?それが誰かを傷つけてしまう事もあるんだろう。寄り添う形を上手く取り切れない。きっとそうじゃない。きっとこうじゃない。それは分かっていても、少なくともいい方向に向かう可能性を見つけるのが下手くそなんだろうか。気付いてあげられなかったものにため息をつく。聞いた情報に首を捻る、照らし合わせては仮定を並べてみて思い付きもしなくなる、情報源が無くなるとドラッグの悪循環のようになっていく。そして急にそこへと鍵付きのシャッターが降りる。

 思い出して鍵を開けた頃には中身は枯れていて、考えるすべは残されていても何かを起こす術は無くなっていることが多い。こんなことを書いていると諦めるのを正当化しているみたいだけれど、別に悪いとも良いとも時と場合によるとは思っているし今はどっちでもない。

 ひどく人間味があることを言うと俺は多分何かに許されたいんだろう。許されたと思いたいかと問えば、そうでもないと答えられるのに。口にするその瞬間や何か考えているその瞬間「仕方ない」と片付けていることを下りかけた階段を「まあいいか」と座り込んで地に足がつかない様を、恐らく、きっと、許されたいんだろう。

 そしてまた許されたくもないのかもしれない。

 足掻くが故の人らしさを一応に持っているのに、結局はどちらに転んでもそれなりにと変形するこれを強いと言っていいんだろうか?もしかして本当は酷く怯えているのか?形が変わりすぎることに怯えて当てはめた型からはみ出すことの無いように保っている、なんてこともあるんだろうか。想像もつかないけれど、もし型があったとするならそれを壊すほどそれを超えるほどのことがあれば、今の俺には及ばない所へと考えうることが出来るのかな。


 「■■■■■なら君とっての■■■■■■■なんだよ」
 「じゃあ、■■■ことすら■■■■■俺は何に■■出来るの」

 でも、じゃあ、ああ……ほら、もし、この夜が最後になるんだったら、どうしようか。

 別にいいかな。
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 夕方、空を見るとまだ随分と明るくて落ちる気配も無い。落ちていくのはまだなのに、肌を掠める風は緩く降下する気温を顕著に伝えてくる。秋だな。ほら、見てみなよ。薄く浮かぶ月を。だからといって何てことはないんだけど。俺も人間だな。厚くて、時折薄くてそこに存在しないみたいになるのも。

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98 :蘭たん
2022/08/26(金) 17:04

 そろそろFF14の話して良い?
 ~エオルゼアへ降り立ち今無人島に居る戦士の話~

 かつてワシがMMOにハマっていた時、まだ人見知りがなくてのう…色んな人に話しかけては楽しんでおったわけじゃ。

 そして現在───

 そして年を取りド陰キャを拗らせていた俺はもうMMOはやることは無いだろうと思ってたよ。でもまあなんか漆黒のヴィランズとか名前かっこいいしな…とりあえずキャラメイクだけ…あ、ダンジョンってNPCと行けるの!?それなら俺でもいけるかも!ありがてぇありがてぇ……と新生エオルゼアを駆けていたあの頃。急に現れる討伐戦(俺以外に7人も居る)に腹痛を催し一日を終える。8人居れば俺なんか目に入ってないよね、うんうん!(タンク)で乗り切った矢先になんかしらないけど必要だって言われてぶち当たるアライアンスダンジョン(24人ダンジョン)でもそんなに人数居るなら俺のことなんかどうでもいいか…!みんな俺をみないで!って乗り込んだ先、そういえば俺タンクじゃん…で腹痛を起こして、アライアンスレイドのムービー中他のメンバーを足止めしてくれるものが何もなくて恐る恐る最初に「初見です、よろしくお願いします」と言った俺が道半ばで一人取り残されて半泣きになりながらア゛ラ゛イ゛ア゛ン゛ス゛な゛ん゛て゛二度と゛行゛か゛な゛い゛か゛ん゛な゛橋本か~~~~~んな!!!!!!!!と叫ぶも三部構成で逃れられなかったあの日。

 なんとか乗り越えたアライアンス、ワクワクの蒼天のイシュガルドへの前振り。そして新生エオルゼアが終わった瞬間の絶望「えっ…このダンジョンからNPCと行けないって本当ですか?」(スノークローク大氷壁)ここから紅蓮が終わるまで俺のダンジョン前腹痛は止まることがなかったよ…………。ちなみにお腹痛くなりぎて通常より報酬おいしいよ!って言われてたレベルルーレットも蒼天の途中くらいまで一度も行けなかったんだよね~~!今までのダンジョンをランダムルーレットって言われてやだこわすぎ!?一回しか行ってないのに覚えてるわけが無くない!?!ってもう恐怖しかなかったからほんと。あはは…はは…。いやもうなんでド陰キャなのに一番どう考えても目立つタンクにしたかって、斧かっこよかったから…あの時の俺は!まだ!純粋で知らなかったの!!!!タンクめっちゃ目立つんじゃない???って知らなかったん゛だよ゛!!!ユル…シテ…コロ…サナイデ…。そんな感じで紅蓮のリベレーターというストーリーまではダンジョンにぶち当たる度に数時間別のことをして気持ちとお腹を落ち着かせ攻略を見て腹を痛めたりとかしてたなんて健気なのかな~~。ストーリーは良かったです。マジで。

 そんなこんなで厨二心擽られる漆黒のヴィランズに入った俺「え!?メインキャラ達とダンジョンに行けるの!?!?!ワーーーーーイ!!!」ここで、ストーリー大好きおじさんだから歓喜してたんだけど、ストーリー大好きだから進めるのはやすぎて他のジョブ一切やって来なかったからさ。ここまでにDPSひとつでも上げてたら違ったと思うよマジで。討伐討滅、タンクしか出せなくてまた腹痛起こしてたから。俺のバカ!でもストーリーは気になる!クッ腹が痛い!腹が!!ウワァァア!!!!マッチングした!!!!!を何度か繰り返す事になる。なってた。トイレとお友達だった。今ではタンクジョブ4つのうち3つレベル上限まで行ったのにそれでもたまに腹痛めてる。俺は陰キャだから。仕方ないね!腹痛、辛いです。

 数々の腹痛を乗り越えて数少ない友達とルーレット行けるようになり、今ではかざせば人を癒せる杖も持ちながらエオルゼアの地を駆けたりしてるから成長。宝の地図みたいなランダムガチャ要素に振り回されてるものの、ガチャはやっぱり楽しくてエヘッエヘッてなりながらガチャしてるし、ガチャしてる。8人レイドと言われる、何とか編1~4とか分けられてて討伐するみたいな…雰囲気のやつはそれまでのを一切開かずに一番最新のだけ開けてるという陰キャながらに新しい強い装備はなるべく欲しいみたいな強欲を出していて腹を痛めながら参加してる始末。これが俺だよ!!!でもアライアンスは開けてないし友達少ないし心開けないから野良とか以ての外だし時間も合わせられないから零式は夢の彼方。金で解決できる絶武器はでませんか?そうですか。

 そして無人島に足踏み入れたんだけど。もうなんかね、あ~ここでボーッと立ってていいんだ…って思った。やる人は一生採取しちゃうだろうなあ。どうぶつの森と牧場物語とマビノギ混ぜて温めて上澄み啜ったみたいなコンテンツだった。俺はそこで半裸で立ってる。

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97 :メールありがと。忘れた頃に返事すると思う黛灰
2022/08/16(火) 02:39


 春に書いた出だしを夏まで引き伸ばした結果。


 春が来た。この一年は儚いくらいに過ぎ去っていったんだよね。小走りかと思いきや、オリンピック選手100m走の勢いで一年分走ってたんじゃないかってくらいに。その立て役者なら多分「僕ならその半分で走りますよ、まあ全然座って待ってますけど!」とか言うのかな。俺の想像。

 俺の知るとある人は俺とどこか似ているところもある。そう感じたその時、人には同族嫌悪なんて言葉があるのに全く当てはまらないなとも思った。確かに俺は完全に俺みたいな人間が目の前に居たらちょっと嫌な気もするけど、それ以上に面白いとも思ってしまうんじゃないか。そうなら、もし本当に俺と英雄が似ているとしてお互いが面白いと思ったのは必然的だったのかもしれない、とか。もちろんそれ以外に色んな要素があって起きたひとつの結論と始まりでしかないし、憶測にすぎないけどね。

 本当はここまでをロマンチックに花に例えたりしてみてやろうじゃないかと花wikiなど開いてたことをここに記しておく。仕入れた情報は全然ロマンチックではない。

 時に人は恋することを「春が来た」と形容する事があるでしょ。それを本当の春を渡って改めてその形容が言い得て妙だという事も気付かされた。ただ、総じてそれだけで語れるものでもない。麺もパンも小麦だと言っているような気分になる。大ざっぱに言えばそうなんだけど、細かく言うと違う。全然味も違うし色んな物が緻密に混ざってるし大きさも長さも違うでしょって、そのくらい大雑把には合っていて厳密に言えば違うものなんじゃないかと。こういう話前にもしなかった?

 そんな「春」を迎えた人の話をたまに聞いたり見たりしていて、その都度様々な個差に気付く事が多い。でもそれはただの知識と想像、予測に過ぎなくて自分のそれではない。だからこそ「理解」に苦しんで「納得」する事で落とし込むものが多かった。50回くらいしてる話ね。

 だからこそなのか、それとも何かが合致したか。一緒だね、とこぼす事の違和感のなさに逆に違和を覚えたのは。今更縁が切れた友達に「あの時こうだったら」と思うような自分の浅はかな気遣いにもならない言葉とかを思い出して、その時間に届かないながら弱く謝罪した。過去に戻りたい気持ちはないからこそ今、もしかしてこれはあの時教えてくれた君たちの気持ちってこういう感じなのかな、を時折感じてる。そしていまだ理解できない事はゆっくりと紐解きながら話をしてくれる人のお陰もあって改めて考え直す場が増えてるんだよね。それが何になるのかと言われれば…まあ何にもならないかもしれない。でもそれはそれでいいとも思う。

 心地良い春の日、実際に「ああ、この暖かい感じ続けばいいのに」と考えて欠伸をこぼした時間があった。春だな…ってさ。

 その何気なくボーッとする時間をそこに置ける信頼感がある。自然の音に耳を傾けて落ち着く場所に一日がやっと終わったような安堵と、新しい始まりに溜息をついて仕方なく作業を始めるほどくらいのやる気がいつの間にかある。

 良い日、そう思うでしょ。良い日なんだよ。

 夏が来た。俺は多分去年より空をよく見るようになった。空が見たくて見上げてるんでもなく、ただ何となく見上げて何か関係のないことを考えてる。君の見上げた空は今どんな空?何を思い浮かべる?晩ご飯何にしようとか、のど乾いたとか、眠たいなぁとか、暑いとか。そんな感じかな。明日は雨の予報だったから出来れば晴れてほしいなとか。あぁ、そういえば空晴れてるな。綺麗に見えたら浮かぶあの雲が変な形に見えたから誰かに見せてみようか。ねえ、空を見てみてよ。あの雲なんの形に見える?どっちがそれっぽいか勝負しようよ。

 俺が見た雲はね、正直何にも例えられなかったな。オリジナルなモンスター描いて提出したらオッケーってことになればいいくらい。夏の雲は日によって随分顔色が違うから嫌いじゃない。外には出たくないんだけど。眩しすぎて頭が痛くなりそうな程に光が入ってくるし、まとわりつく暑さがエモも体調も奪ってくるから。それでも仕方ないかって用事済ませようと歩き出して、せめて自分にご褒美でもやろうってコンビニで新発売のデザートを買う。買いたかったのに無かったから汗をかいたペットボトル引き下げて肌を焼きながら帰る。今日はどの話を誰に聞いてもらおうかとか悩みながら。

 贅沢な悩みを抱えて歩くと、だいぶ日々が幸せに満ちあふれてると気付きもした。それが作れたのか作られたのか、元からあったのか気付かなかったのかは分からなくても良い。はっきりと理由付けしてもしなくても、今それを幸福と捉えられるようになったことに多分感謝したら良いんだと何処かを見て少し力を抜いて部屋のドアを開く。

 そんな感じでいい。

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96 :コーサカ
2022/08/05(金) 12:13

起きた瞬間から肉の気分だった俺、本気を出してステーキ焼きたい編


肉が食いてえ!
 寝起き一発目、俺の思考はもうこれしか無かった。ほんとなら、ほんとならね、そりゃ良い店で良い肉が食いたいけども。思ったより忙しいのと急には予約取れないとかでしっくり来る方法がなかったんだよな。今までにも(あ~~体が肉食べたいって言ってる気がするな゛~)みたいな事はあったよ、でも今日は違いましたね。もう寝起き一発目よ?寝起き。お前ら寝起きにステーキ!!ステーキしか食べたくない!!ってなったことある?俺はある。今日。もう体が筋肉が泣いてる。お肉が食べたいよ゛ぉ゛って泣いてるんだぜ?無視するわけには行かねえよなぁ!?

スーパーで100gあたり880円する肉買うのにチキらねぇ奴が勝つ世界線
 俺は全然チキった。500円超えたらもうスーパーで398円越え!?高い高い安いものはありませんこと!?って血眼になるじゃん!なってくれ!もうこの値段にビビらないわけがなかったんだよな。体感30分はステーキ肉コーナーの前で佇んでたわ。病院の待ち時間か初デートに彼女来なくて振られた男みたいな気分くらい居た。付け合わせに買った安売りのアスパラとマッシュルームとパプリカ束やらパック3つで300円だったのに目の前にある肉、300gで2,800円程度。手にも取らずに悩む俺。検索履歴はステーキだらけ、体に刻まれる血肉への想い!思い出せ、過去の記憶を!!この悩みを打ち消すんだーーーー!ハッ──昨日FGOにした課金…そう、30,000円!記憶にないが!?あのドブのことかーーー!!!!忘れようそうしようつってね!辛い、そうだ!肉を食べよう!レジへ──────────

 こんなに焼くのに緊張する肉ある?
 この肉一枚よりフライパンの方が安い件フライパンも買うべきだったか?980円のフライパンで焼いたステーキでも許して貰えるのか…?俺に…。そう考えてたのまだステーキ焼くまで5時間くらいは時間あったわ。そこで先ずやったことと言えばね、身を清めた。大事すぎる行程だから皆もぜってぇやって欲しい。身を清めろ、神聖なる肉の前ぞ…。そんな神聖な風呂に入りながら肉に想いを馳せるわけよ。高級故の均等に入ったサシ、柔らかな歯触りに甘みのある脂に舌鼓。付け合わせのアスパラなんか肉と並ぶことに喜ぶの間違いねえよ……鮮やかな緑が淡いピンク色に近寄りたくてうずうずしてるだろうな…。とか考えてはなかったけどな。そのくらい肉への想いが強くてアスパラの気持ちすら代弁したくなっちまったんだが?アスパラの気持ち編、ステーキの横に添えられた俺。とかで一本書けるわ。真に考えてた事と言えば米にするかパンにするかって所だったな。本当ならめちゃくちゃうまいフライドポテトを付けたかった!!でもなーーフライドポテトに関してこれは理想が固まりすぎて北海道から芋取り寄せる所から始めねえとだったし、肉の口から離れられなくて芋のこと待てなかった俺が早漏。妥協芋も許せねえから…。てことでパン屋のフランスパンハーフととりあえず米を準備。抜かりねぇ…天才と呼んでくれて構わん。想像してくれよ、カリッと焼いたフランスパン、ほんのりオリーブとガーリック。or!!!!炊き立ての米、バジルの香り付けにバターの仄かな甘みバターライス!…勝利…来たれ!我が円卓の騎士よ!アルティメットエンドォオォオオオオオウオウ──────────!!

※まだ風呂から上がってない段階


熱したフライパンよりホットな俺と肉
 いくらで買ったか覚えてないが、多分スーパーで適当に買った名も無きフライパンを取り出す。
 『我が輩はフライパンである。名前はフライパン。今日は取っ手を掴まれたと思ったら異常な熱気に包まれた主を見ることになった。』
そんな声まで聞こえて来そうな暑さ。エアコンを付ける俺、設定は低めに23度。冷蔵庫から取り出すのはアスパラ、パプリカ、マッシュルーム、そして■だ。焼く前に常温に戻す事も重要な行程の一つ。野菜達は固唾をのんで見守ってる。付け合わせから取り掛かる前、始めるに当たって自分のテンションを最大限に上げるため俺はSpotifyを開く。スマホは汚れないように少し遠くへ置き、出来る限りの音を出して俺は表情から変える。

いや、変わる──!鳴り響け!
 情熱大陸 SOUND by 葉加瀬太郎
そして俺はこの身にシェフを宿す!

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95 :黛灰
2022/07/28(木) 19:17

 偏光の世界

 眩いものが好きだ。目を細めても、あまりに光が強すぎて輪郭のはっきりとしないそれが。眩しいものは苦手だ。目を細めても、神経を焼き切ってしまいそうなその痛みが。

 歩き出した足は真っ直ぐ向かおうとしていたのに、どうにも先は真っ直ぐとはいかないらしい。選択したはずの何かを後悔しないよう過ごしてその都度前を向いた時、本当にいつの間にか道は色んな形になっていた。歩みが早かろうと遅かろうと俺は生き、後ろを振り向いても後ずさりしなければ落ちないままでいられる。

 暖かい手を振り払うような事もあったかもしれない。また俺も振り払うような事があったかもしれない。その人に代わりはいないと分かっていても、しようの無い結論には代替案を差し出すしかない。それがルールなので、社会なので、冷たい話だと寂しい話だと哀しんでくれる君たちはなんて優しいんだろうね。

 優しい世界のまま、それを知って大事に抱えたまま横たわった。顔に流れてくる髪の感触が、小さな虫が這うみたいでちょっと嫌だなって考えてたらいつの間にか寝てた。夢を見る暇もない眠りだったのだろうか。むしろ今までが夢見たいな話だったのか、突拍子もなく浮かんでは消えるものをいくつも思い浮かべて腰を上げる。

 明日、歩き出す道はどこへ向かおうとするんだろう。俺は明日どこへ向かおうとするのかな。無くなったものとあるものと、これから得るだろうものと。楽しみだと確かに言えるものも俺は抱えてるよ。




 次回予告 叛逆好機・□□□□□□□□



 まったく関係ないけど、この機にポストを常設した。しようと思ってる。(多分明日中には)この機ってどんな機だよと思われる事だろうね。この機なんの機だと思う?正解は?

 そもそも一枚の記事を後半まで読むのは大体長文に慣れてる人とか、思わずブンと進んじゃった人だと思う。どちらにしろ暇つぶしにでも、俺の今後の暇つぶしに付き合うでも、どっちでも構わないからその腰をあげるかわりに手を挙げて見てはくれないかな。
 過去俺の記事を見たことのある人にはお馴染みだろう内容を添付させてもらう。お馴染みだと勝手に思ってたら一回しか書いてなかったし、これはこれでこれだけのために探すの面倒だった。


「 求ーメッセージ お前は自由だ。
 出ー返答メッセージor関係ないメッセージor日記のテーマorラッブバトル

 ・誹謗中傷はお好みで自分の心に従って。晒される覚悟はあるか?
 ・誰宛に書いても良い、物真似クオリティは察して。
 ・返事の可否、フリー素材かどうかは記載必須。
 ・記名は自由だけど、記名がない場合は君のことを好き勝手にする。
 ・書くことを楽しめ。                」


 前述の□を考えてもし当たった人が居たら、何か考えておきたいと思う気持ちも無きにしもあらず。まあ何とも言わなくても何か書くことしか出来ないけど。

 ヒント
 ・□につき一文字
 ・俺はいつも振り回されている
 ・負けることが多い

 こんなヒントを出してあたかも参加しろよと言う顔をしてはいるが、全然参加しなくていい。本当に。ただ何となく誰かに聞いてみたい事でも、お前の見解聞きたいでも、今飲み物こぼした…みたいなことでもいい。単純にヤッホーって来たらYahoo!って返すくらいの軽い気持ちで居る。おいおいそこはその挨拶じゃねえだろって思う君、サングラスが似合いそうだね。


 
 じゃあ世間話でもして終わろうか。最近暑いよね。ドアを開けたらセミの死骸がぽつりと落ちてることもざらにある。死んでると噂の形ならと音も立てずに動いたはずの俺に向かって飛んでくる、本当ある意味では飛んで火にいる夏の虫。微かな動きの風でも感じ取ったのか?俺に恨みがあるのかは知らないけど、俺は驚かされた恨みが今出来た。そんな恨みもお前はすぐに分からなくなっちゃうんだろうな。まあ、俺も明日には忘れて明後日にはまた違うセミにそう思ったり思わなかったりしてると思う。今世は楽しかった?お前の声が言語化されるようになった暁には、お互いの安全を取り持った状態で語り合いたいものだよ。じゃあね。

 それとこれとは結構繋がってるんだけど、暫く暑いらしい。出だしがさっきと一緒?そんなの気にしてたの?俺は気にした。温度が上がるとなにが下がるか分かる?エアコンの温度。正解。虫との遭遇率。正解。逆に上がる物はなんだと思う?

 そんな適当なものをここに置いておいてこの辺にしておこうかな。エアコンの乾燥のせいか、配信とまったく関係ないところで通話した際に噎せかけて我慢したところ平泉成さんみたいになった俺より。

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94 :黛灰
2022/07/26(火) 22:56


 一生かもしれない話

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そう思えればいいし、そうでありたいかもしれないと俺は思う。
紙面で言う、宇宙で言う、科学で言う明日が来ないとしてもそれで良いのかもしれない。

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93 :それはそうと今一番付けてるゲームのソフトデータ破損したとかエラー出たんだけど。
2022/07/06(水) 21:19


 走る獣を追う先に佇む漆塗りの箱を見て


 一段目
 ひとたび蓋を開ければ目に入ってくるのは何なのか。玉手箱を開けた若者はおじいさんになってしまったよね。見知らぬ箱の中身に期待を寄せてしまうのは箱が綺麗に見えるからなのか、それとも最初から期待してたのかな。その箱が汚れていたら嬉々として開けていた筈が恐る恐る開ける事になっていたのかな。箱の中身は開けるまで全く見えないのに、見た目だけで予想してしまうのは人の単純さも見えてる気はする。それが沈んだ昔の船で見つかった箱だったらそれがいくら汚くても、これはもしかしたらお宝が入ってるかもしれないとか思うんだろうか。出てくるのは人を食べるような魚かもしれないのにね。どうしても、どうやっても、その周りの情報と見た目の印象からは離れられない。開いてみなければ分からないんだから、それが勝手に開くものだとしてもそれもこれもまるでガチャだ。見せなくてもいいよ、と、蓋を閉じていた気がしたのに勝手に開いていくのは誰のせいになるんだろう。誰かのせいにするくらいならいっそ箱を見なければ良いのにね。

 二段目
 さあどうだろう、おかずの次はお米だろうか。お米の次はおかずだろうか。何を持っても好きと嫌いは興味があるからこそ発生するものだって最近も言ったな。元々あったものと比較、自分の中の基準とかとの比較、今まで体験した感覚と比較、とにかく比較に違いないんだろうね。誤解があるかもしれないから言っておきたいのは比較することは悪いことではない、けどまあ…その比較をどう出すかっていうのがかなりの肝にはなるのかな。好きなもの、嫌いなもの、あるいは苦手なもの。好きでも嫌いでもないけど、あればまあ食べるかなみたいなもの。色んな好みの形も違うからこそわくわくしてたはずなのにって自分の浅慮に溜息付くことがある。お米じゃなくてパンでもいいのに。おせちだって多様化してるらしいのに、おかずがあればお米だろうと連想してしまう一端に小麦粉の行方を作らなかった俺の失態でもあるな。ここでなんだお米が良かったのにとか、パンが嬉しいとか、なんならお米とお米であることを想像した人が居ても俺は良いと思う。それって人が居ると口に出しにくいもので顔に出やすいもので、伝わりやすいものなのに曲解されやすいものだとも思わない?

 三段目
 底を見ると何か残っている物はあるんだろうか。隅に付着していた何かをつついては口に含んだ時、形容しがたい気持ちに襲われることがある。全体で例えれば、そうだな、これは伊達巻きだったと分かっていたのに舌に当たるものはそれ以外の味も吸っていて海老の味もするのに匂いが黒豆なんだよな…みたいな。俺の乏しい想像力、おせちから離れられないのどうにかした方がいい。でも、その隅に残ったものって出来れば残したくないし、あると気になるからやっぱり片したいとも思うんだよね。申し訳ないこれは食べられないって場合もそりゃあるだろうけど。口に含んでみてそこにあったものが混ざってるその味を噛み締めたり、すぐ飲み込んだり、知りもしない別の隅に取り残されたものを想像したり。気になったままそこに放置されたものがいつの日か腐っては、知り得ぬうちに土にでも帰って忘れてることだってある。風化したものでも風に舞い上がって視線を戻したとき、微か残る砂埃を拭くまではその蓋を閉じることが出来ないこともある。


 最初からそんな風につつく場所がなければ、気にならなくて済むかもしれないけど。


 箸でつつき、逆さにして落として指でなぞり水をかけ洗剤をかけてまた水をかけて綺麗に。それでも取れないと隅に残るものを気付く人だけがすくい上げて咀嚼していけばいい。そしてたまに蓋をする。二度と開かないように…なんてこともなく、次に開いたときにまた別の物を咀嚼するために。そうしないと気が済まないのかもしれないし、時折首を振りながらも実はそれが好きなのかもしれない。
 よくよく考えれば無駄だとか、無意味に感じると言われてしまうのかもとか被害妄想のような事を考えたりしなかったりするけど、それ以上にこういう身も蓋も無い置き所を見失うような事も考え続ける事がわりと好ましい。解決策もハッとするような物事の見方もあればいいし、そこになければありませんでも良い。自分ならああだこうだをそこに置いてバラして詰めて消費して、さらに残った物を、耐久性のない渇いた生地を伸ばすようにして広げ破れても、ほんの小さな欠片でもそれを続ける。それに俺が少しばかり落ち着くメリットもある。

 その箱の形すら曖昧で、それでも中には何かが詰まっている。

 何と決めつけるには情報が足りなくて何をと決めつけるには時間が足りない。

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92 :台風が去る前に
2022/07/03(日) 09:45

 始まりの一日を携えて歩んだここ


 人は自分らしくある事を強いられるときもあれば、それを抑えつけられることもある。自らしまい込んで作った偽物の自分らしさは振り返れば醜く感じる事も多い。しまっていたことにも気付かずに肩の荷が重く感じていく、それは随分滑稽だったかもしれない。
 その荷を降ろすために犠牲にしたものは自分だけじゃなかったようにも見えた。ただそれは一瞬で過去になって、いつの間にか「そんなこともあるよね」なんてほどの出来事に変わるものなんだ。それを繰り返して過ごす、それが当たり前のように。当たり前だった気がする。

 扉を叩く音は鳴らさなかった。「どーも」くらいの気軽さはいつしか踊る文字に隠れて忘れてる。会話をしたんだよね。ただなんの気のない話から、じっと目を合わせて話すよりはあれもこれもと指をさして、広げて、見て、たまに目を合わせて少し笑うような。そんな始まり。


 そうやって至極ゆっくりと歩んできた筈でも過ぎてみると早かった。


 とある人の好きなところに、なんでも楽しもうとしている楽しそうに見える、という所がある。実際に興味なんていうのは俺からすると意外と儚いもので、物事のモチベーションが続かない人だったりも多くいると思う。かくいう俺もそう。ひとつのものをずっと続けるという事が難しくて、あっちこっちに手を出しては収集がつかなくなったりもするんだよ。君たちにもそういうのある?

 まあでも、それでも良いじゃん。ひとつのことを長く極めていくのもまた素晴らしい事だなとは分かる。それはそれとして、ただ色んな事に手を出せるというのは挑戦心がある事だとも思う、自分が楽しく生きていくためにやれるものはやってみたらいい。その人の様子を見てる時、やりたい事が多すぎて手が回らない様はすごく幸せそうに見えるんだよね。どれをとっても自分のやりたいことで、本当に楽しそうにそれを見せてくれたりするから。

 それはいざその物事だけではない。話一つとっても随分と楽しげに頭を働かせていると思う。もちろん頭の中までは見えないけど。俺も考えることは好きだし、突拍子もない事を頭の中に浮かべては葉っぱ一枚の話題から大樹が作り上げれるほど。じつはその人と話しているとさ、そのまま枯れていきそうだった大樹が息を吹き返して落ちている葉を両手いっぱいに拾って持ってきてくれるような気分にもなる。何枚も落としながら、見たこともない葉も混ざっていてどれが好きか聞いてきてくれるんだよ。自分の好きなものも忘れずにね。

 だからそういうところも好きなんだよね。無くした落ち葉はまた風が送ってくれるのを待ってるくらいがちょうどよくて、それが許される時間がどんなに落ち着くことか。そこでは俺は俺らしくあれる。

 普段そんなに抑えつけてるって訳じゃないけど、日頃過ごす中で自分のしたいことだけをしてるって訳じゃない。みんなもそうだと考えてる。人それぞれ大なり小なり自分のことを隠してる瞬間はある気がするんだよ。どうかな?もしそうだとしたら、君には更にそんな事を考えなくても良いような落ち着ける場所はある?

 それはどんな場所だろう。あるいはどんな人と居る時なのかな。

 そんな場所にずっと居れるわけでは無い世の中でさ、やりたい事を全部出来た訳じゃないし、もちろん生きていく中のしがらみとかどうしても必要に応じての制約というのはある。自由すぎたら世の中は成り立てないからこそ人は自分の収まる場所を探して転々としたり、苦しいまま悩んだり、かみ殺して前を見たり、割り切って向き合ってみたりしてるんだろうと思う。ふと振り返ってみれば、制約と誓約なんていうのはずっと付きまとってきてるもので厨二の顔して大喜びで口にするよりも先にあった気がするんだよね。

 その中でも楽しかったし、これからも楽しいことはあるし、生きていれば楽しくないこともあるだろうし、どんな可能性もある。そのうちで過ごしてきたこの時間が良い思い出になったならそれだけで嬉しいものでしょ。過ごしている瞬間があとから振り返ってどんな形でも「良かったな」と思えたら何にも代えがたい物になるよ。俺はそう。

 抑えつけられるような気持ちがあったとして、歩んでると結局そうとはいかないままだったり落としどころを付けられないならと判断することがあっても。誰もが全員納得する形を取るのは難しいけど、なるべくならそういう人は少なくいてくれると嬉しいよね。そのために出来ることも自分が出来うる限り、なるべく自分を含め何かを犠牲とかにしない所を見つけだしたい。

 しばらく前にこれを書いて置いてたけど、結局まとまらなかったから生きるために無くさないために残しておこう。

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91 :全選択から切り取り押したときの貼り付けするまでの緊張感
2022/06/27(月) 16:48

突然だけど、この日記の登場人物を書こうと思う。

今日を彩るメンバーを紹介するゼッ!


 
 俺
 俺
 俺
どーも、にじさんじ所属バーチャルライバー黛灰。

 友達(数人)
 誰一人として名前を出さない友人達。一人一人が唯一無二の個性で俺を楽しませてくれるし、俺と居るときは楽しんで貰えていると思う。ひとりは息をするように課金をし、ひとりは人助けを生きがいとし、ひとりは恋愛に狂い、ひとりは酒に狂い、ひとりは猫に狂い、これが一人の話なのか何人かの話なのかは想像にお任せ。人は到底一言では言い表せないからね。君の友達は?どう?マクドナルドデリバリーしたことを家族に隠すために冷凍庫の奥~にナゲット入れてたのに、Mって思いっきり書いてる袋を出してしまっててバレてる人とか居る?お酒を一本買ったつもりがワンダースの箱で届いた人とかいる?俺と仲良くしてくれる友達はそんな勢いがあって、愉快で優しくて少し抜けてる所があるような人たちが多いかな。

 知り合い(多数)
 知り合いってどこからどこまでを言うんだろうね。顔と名前と雑に人柄を知っていれば知り合いと言うなら、そう大統領達も知り合いなんだよねって言っても差し支えないんじゃないの。まあこれはお互いがって話なんだろうから完全に赤の他人なのは間違い無いんだけど。面識のある人間や動物やなんかであれば知り合いと言って良い事として、それなら多分自分が思うより多く居そう。おそらく友達とはちょっと言いにくい、ただ赤の他人とはまた言い難いようなそんな立ち位置の人たちを知り合いと呼ぼう。 え?明智光秀?俺の知り合いにいるよ。

 英雄
 正直、筆舌に尽くしがたい。本人に合計すればこの日記の全体と引けを取らない文章を送りつけたことがあるくらいには思い出も多い。話は盛ってる。そうだな、一言で表すなら…そうだね、日々、楽しいを具現化して優しさと時間を触媒として喜びも召還出来るような万能英雄かな。


 虫(数多)
 本来はここに書きたくない、登場してほしくないもの。日常生活で困ることがなければこんな頻回に書くことがないだろうに、夢にも現実にもまるで好きな子をいじめる男子ィみたいに出てくるからまるで密接な関係のようになっているのが虫。これを書くまでに非常に困っていた羽虫問題なんだけど、スプレーや虫コナーズ、業者の人に有害なレベルの劇薬虫コナーズをつるしてもらっても減らなかったんだよね。この窓の建て付けなのか、見た目は隙間も見えないのにどうしても入ってくるからついに俺は養生テープで隙間が出来そうなところを埋めた。それから多少減ったものの、数日経ってくるとまた虫を多数見かけるようになって来た。俺の付け方が甘かったのか。そういえば虫との因縁、というよりは俺の一方的な嫌悪のように感じる感情だけど、これにはまだ俺が今の身長の半分くらいだった時のエピソードを語らなければいけないんだよね。そんな事をし出すと歴史に名を残すトラウマ回やなんかもここに記載しなければならない。
 でもここは『虫』の紹介だから、いかに虫が生態系と密接に関わっていて重要なのかを語るべきなのかもしれないな。紅茶のティーバッグから虫200種類の環境DNAがとれたとか。簡単に蝶や蜂が花粉を運んだりなんだり、みたいな話はわざわざ言うほどでもないよね。自分の預かり知らぬところで虫達は密に密に環境に寄り添いバランスを保っているのかもしれない。だとしても俺はせめて羽虫くらい居なくなって欲しいんだけど。人に害が出ない程度はせめて生態系が崩れようとも減らないものかな。嫌いと好きはどちらも興味があるからこそ成り立つものだと言うものの、個と違って何千何万の種類がいくら避けようとしてもこの目に入ってくるから嫌悪から抜け出せないし、Googleが必死に虫の新ニュースを届けてくるのもやめないし、それをしっかりと読み込む俺もいるから世の中はよくわからない事だらけだな。

 つまり俺は虫アンチなんだろう、虫界のインフルエンサーとかが居たら「あのアンチに絡んで好きにさせよ爆笑爆笑」みたいな事言われてるんじゃないかな。いいか皆、これが被害妄想ってやつだよ。

 虫について語ろうとしだしたら文字が足りなくなるなんて思わなかったから、この辺で終わりにさせてほしい。始めたのは俺だけど。それじゃ、またね

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