ふたりかくれんぼ(保存)

　　　二回連続

僕が登場するのには理由があるんですねえ！っていうか下の記事の続きみたいなもんなんだけどさ。
いやね、昨日の夜に無事西郷が僕のもとに帰ってきたんですよ。へとへとに疲れて、ほにゃほにゃただいま言うあいつを抱き締めて、話せるだけの気力ないけど坂本さんのお話聞いてたいですゲラだけ頑張るんで、なんて言うあいつに仕方なーくぺらぺら喋ってて、気づいたらあいつ、電源落ちるみたいに眠りこけててさあ。

眠くて疲れてて、それでもまだ話してたい、って無様に欲張る姿はまあ悪くないもんだよ。そうやって離れてた時間を噛み締めてもっともっと僕なしじゃ居られなくなればいいんだ、あいつなんか。
……話すことなんていくらでも考えられるけど、お前がいなきゃなんにも言えない僕なんだからさ。そこんとこわかってる？

考えてみればたった一日なんだよな、西郷が帰ってこなかった日は。たった一泊、これでこのザマなわけですよ。帰ってきた途端、赤子みたいに手を伸ばしあってくっついて、ろくに言葉も出ないのに無様だよなあ。結局たこやきは貰えてないわけだけど、あいつの声で満足しちゃうんだから僕って人間の底の浅さがわかるってもんだよね。あいつも僕の話聞きながら寝るあたり、大概なんだけど。

でもさ、西郷はやっぱりそれでいいんだよ。ずっとそうだったらいい。だって僕がそうなんだから。

あんたはほんとにさぁ！そういうとこですよ坂本さんわかってます？？あんたの声聞いてたら眠くなっちゃうんですよ、安心するんだもん仕方ないじゃないですか。今日もたくさん昼寝しましたありがとうございました。たこやきはもう私の一部になったんで、今度ケーキ買ってきますね。ぜーんぶあーんして食わせます。
いやあどういうところなのか皆目見当もつかないなあ！ケーキはどこぞの総統さんに送っといてくれや、僕甘いのそんな食わんし。酢だこさん太郎くれ。