ふたりかくれんぼ(保存)

　　　たまには

僕にもページ寄越せよな！
ってことで確保。今年の札幌はあったかいらしいよ、西郷さん。君に付き合ってちょっとアウトドアなことするのも吝かではないねえ。

会社の帰り、車に乗りながら少し考えてたことがあってさ。

あいつは、僕が死んじゃったらどうするんだろうって。
坂本さぁん、ってしょぼくれた顔して、めちゃくちゃに泣きながら葬式に来たりするのかな。するだろうなあ、いやあ、それくらいあいつの生活に侵食している自信があるもの、僕。
けどさ、きっとそれでも西郷は生きてくんだと思うよ。心に僕を住まわせてさ。しょぼくれた顔のままおじいちゃんになって、今坂本さんのところに行きますからねとか言って安らかに死ぬんだ、あいつは。きっと、いや絶対そうだ。そうであってくれ。そうしろ。

けどさ、僕は。
僕は生きていけないよ。あいつのいない世界になんか意味ある？ないでしょ。あいつが文字通り一意専心の男だとするなら、僕は文字通り一蓮托生の男なんだ。西郷がいない世界に用なんてない。それがどんな素晴らしい世界だったとしても、だよ。あいつがもし死んじゃったら迷わず練炭炊くからね僕は。
あ、別にヘラってないからね！この動画面白いかなぁって落ち込んでる時期でもないよ。至極まともな思考回路で言ってる。これは本当に本当の話。でも、まあ、例えばの話だよ。
帰り道になんとなーく、あいついなかったら死んじゃうなーって思っただけ。

そんなこんなで車降りたらさあ、そうとも知らない西郷さんがこんなこと言うわけですよ。

# 「坂本さんに構ってもらえないと死ぬんで私」

はあ？だよ。
なにお前人の心読んでんの？って。
サトリなの？？って。

いや君さあ、そういうキャラじゃないじゃん。僕じゃんそれ。死ぬのはこっちだよこのスカポンタン。
パクってんじゃないよ人のキャラ、いい加減にしろよな、まだ外なんだよ、僕。

…嬉しくって、にやけるじゃんか。
ばか西郷。