出会いから繋ぐ季節
季節も春めいて暖かくはなってきたけど、相変わらず俺は人を駄目にする系パートナーこと不破くんに埋もれて悠々自適に過ごさせてもらってる。最後に日記を書いた時期がまだ寒かったことを思うと、…こう言う関係に至ってから季節のひとつを不破くんと過ごして、新しい季節を迎えているのか。ちょっと感慨深いね。そんなハーフアニバーサリーについては彼が書く気満々みたいだから、俺は違うことでも書こうかな。例えば、いつも通り、俺のポンコツ具合とか。
気圧や春の恩恵を受けて、ずっと眠気に苛まれている今日この頃。朝も弱ければ夜も弱い、日中だって手が空いた次には寝ているようなダメ人間一直線なんだけど、一回このループに入っちゃうと体力が落ちる一方で改善するにも難しくて。不破くんも常々眠そうだから良いかなと思う反面で、やっぱり目に見えて減る二人の時間をもう少しどうにかしたい我儘もある。これが引退前なら引き籠り推奨派リスナーに聞くこともできたんだろうけど、…残念ながら、施設の人に聞いたところで、外出した方が良いよ、としか言われなくてさ、ちょっと困ってる。やっぱり、不破くんに連れ出してもらうしかないかな、夜の散歩に。
xそんな調子で、常々、俺の生きる時間には不破くんの存在が根付いている。こっそりお金に物を言わせて買い込んだテーマパークと言う名のサムワンで、相手の一番の関心事は?って言う質問があってさ。それに対して不破くんが、
「まず俺やろ。2番目に俺で、3番目も俺。」って答えているのを見て、分かってるじゃん、って嬉しくなった。それだけ自信満々で居てくれているのは、この半年、彼にとっての一番近くに居させて貰えたからでしょ。ネームプレートをぶら下げて、愛情たっぷりに育てましたってアピールする訳じゃないけど、人並み以上に喧嘩もしたし、拗れに拗れたこともあった中で、それでも、投げ出さずにひとつひとつお互いに擦り合わせて心地好い距離感を見付けてきたから、一緒に歩む毎日にお互いの存在が良い意味で当たり前として在るんだろうなって。少なくとも俺はそう思ってる。
……またキザだって言われちゃうかな。まあ、ポンコツでも格好付けたいお年頃ってことで。
リアルタイムの書き方忘れた。