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43.アインザッツの銃声を(保存)
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13 :グ/ルッペ/ン・フ/ュー/ラー
2018/11/01(木) 21:44

その言葉こそ道しるべ

2018/03/30(金) 04:26 + 2018/11/01(木) 21:44追記

どうも、グルなんたらかんたらザウルスです。がおー。
本日は些細な弁明から入らせて頂く所存。

えー、この日記は私が奴への宣戦布告のために必要である材料を日々集めて書き記しているものであり、それ故にゲロ甘蜂蜜増し増しの砂吐き仕様となってしまっているが布告が終わったら今よりは蜂蜜アンド砂糖みたいな日記ではなくなる予定だ。…というか一応こんな鳥取砂丘が広がる勢いで砂吐く日記にする予定ではなかったのだ私も。奴とのことを書いてたらそうなっただけなので文句は奴にお願いしたい。

他の奴等にも筆を譲りたいし、思想や戦争、世界情勢に至るまで大いに語りつくしたいものだな。
まあ、主軸は奴とのことなのだろうが。

いやホラ、この日記だけ読むと恋愛厨クソキモおっさんに見えるではないか。そんなんじゃないですよと。
敢えてそっちに寄らせてるだけなんですよと。
誰が見てるわけでもないにしろ自分に弁明したい。
なんか辛いから。


さて、そんな弁明をしたところで、性懲りもなく甘ったるい話に移りましょう。
これは眠る間際と起き抜けの、ほんの些細な攻防戦の話です。

徐々に徐々に近づきゆく距離に、もう戻れないのを自覚したあの日の夜。

「もう、手遅れな気がするな。……俺が。」

「……独り言だ、おやすみ。」

そんな風に嘯いて呟いた一言は、たとえばノートの切れ端に書き留めるような。反応されるのはどうも気が引けるような、けれどなんとなく気付いてほしいような、そんな言葉でした。
ふわりふわりと宙に浮かぶばかりのこの時間をほんの少しだけ、確固たるものにしたかったような。
そんな、暗闇に消えてしまうくらいのほんの想いすらをも、奴ときたら。

# 「おはようグルさん、」

# 「…まだ寝とるんか、そうか、ほんなら何言うても聞こえてへんよな?」

その無骨な手で掴んで引き寄せ、光差すものへと変えてしまうのです。
起き抜けのまだぼんやりとした頭に、そんなのはお互い様だと、俺のこれもクソでかい独り言だと、そう叩き込まれた言葉たちは、まるで暗い夜道に一筋の光が見えたような心地すら抱かせたのでした。

旗を立てれば拾われて、伸ばした腕は受け止められて。
吐露する程度の小さな想いも見逃されることなく、その腕の中に囚われて。
どうしたら、どうすれば、後戻りが出来ると言うのか。

帰りの道もわからないし、そもそも前のみを見つめて歩く以外の術も持ってはおらず。
でも、それで良かった。

この道の先には奴がいて、そこまでの道筋だけなら、きっとわかるように思うから。



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