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43.アインザッツの銃声を(保存)
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26 :グ/ルッペ/ン・フ/ュー/ラー
2018/12/07(金) 12:05

概念の裏側に

2018/06/26(火) 22:05

お前はスターリンではない、という言葉を借りるのであれば私もまた、グルッペンではない。
今日はそういう話だ。

「お前はスターリンではない。スターリンとはソヴィエト権力の名前だ。スターリンは新聞の中に、国家の中に存在している。」
「スターリンとは生きた人間ではない。お前はスターリンではない。俺もスターリンではない」


かのヨシフ・スターリンが息子に向かって投げかけたこの言葉には、氏の鋼鉄の意思が込められているように感じる。

こういった概念を生み出せるのは生き物の中でも人間だけだと言う。
私もまた人間という生き物なので、組織を形成するにあたって必要と判断し、生み出した概念をグルッペン・フューラーと名付けた。

その名は組織を構築するための礎となり、誰かにとっての行動の意味となり、また私を守るものであるが、
時に、その概念の裏側たるものを迫害せん存在へと変貌する事もある。
恨み辛み、羨望の視線や、些細な遊びのひとつですら、それは裏側へと侵食し、
その概念の構築を難しいものにしてしまう事が、ある。

無論それこそが私の選んだ道で、当たり前の事だと理解している。
故にどうという事ではなく、またこの日記を知る同胞諸君に気にして欲しい訳でもない。
その名に、その概念に相応しい、意志に基づいた理論的な振る舞いをすることがたとえ困難であろうと、私はそれを厭わない。

少々まどろっこしい話をしてしまったな。
詳細は控えたいが故にこういう話になったのだが、つまるところ何が言いたいのかと言えば。

ただ、ただ、その裏側を見せられるような相手が、俺の傍には確かに居て、
その存在が居てくれれば、俺はどんな事があろうと、作り出した概念を崩すに至る事はない、と。

そういう惚気話である。(超真顔)

ただあいつを好きなだけの一人の男として、
暖かな布団に包まれるような柔らかさで以て受け入れてもらえる、

そういう時間が存在するのならば。
振り返ることなく、躊躇すら無く、私として正しい道のりをまっすぐに選んでいける、と

──そう、思うのだ。

四月のあの日と六月のあの日、
一度目は剥がれ落ち、二度目は剥がせと乞うた、
そのことを奴は、とても大切に、愛おしんでくれた。

奴の前で、時に私はグルッペンではない。
けれどだからこそ、私はグルッペンで居られるのだ。


その事に感謝と畏敬の念を持って、これからの計画に臨みたい。


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