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57 :坂/本/龍/馬
2019/01/01(火) 22:59

3.おはよう、おやすみ、また明日


挨拶ってマナーだよね??

どうも皆さま、あけましておめでとうございます!本年もどうぞよろしくお願い致します!といったところで簡単にではありますが新年のご挨拶とさせて頂きます。この日記は新年とはさして関係なくつらつら綴っていくつもりなのでね。

さて、この通り僕は挨拶を欠かしません。一言ですっきりさわやかな印象を与えられるでしょう!これはモテ。間違いありません。

けれどあの男は!
西郷隆盛さんは!!
おやすみの挨拶をしてくれない時があるのです!!!

今日はそんなお話です。

これは由々しき問題なのです。まるで生放送前の握手がないのと同義であるのです。それがないというだけで、僕のコンディションはゴミ以下と化すわけです。
まあこの件においては何度か話し合っておりまして解決済みなのでね、蒸し返すつもりはないのですが。
僕も僕で癇癪持ちなので、ちょっと虫の居所が悪く、こういう小さなことにかこつけてあいつに八つ当たりしてしまった、という前提だけはよくよく承知しておいてもらいたいのです。それを踏まえて語ります。

僕ね、寝付くのがあんまり得意じゃないんです。
結構遅くまで動画編集やらなんやらやってたりするので、目が冴えちゃうんですね。
それでまあ、あいつと一緒に寝るのが習慣といってもなかなか眠気が来なくて、そうなると健康優良児かつ早起き族の西郷隆盛さんは寝落ちちゃうんですよ。それでおやすみが聞けずに寂しく朝方ようやく眠る、なんて日々が続くこともある訳で。
それがしばらく続いたりすると、狭量という言葉を具現化したような存在である僕がブチ切れる、と。

いやーちっちゃいよな本当!自分が一番分かってます、ええ。
でもね僕、「おやすみ、また明日」って言い合うのが好きなんです。安心するんですよ。寝ても大丈夫、明日もまた話せる、って思えるから。

ただ、それだけなら良かったんですけどね。
ここからが僕の不幸な性分なのですが「言ってもらえると安心する」という気持ちが次第に「それがないと不安」に成り代わってしまう時があるんです。
強迫的なこれはとても厄介です。
なかなか消えてくれませんから。

西郷もね、あいつはあいつで寂しがりなんですよ。言い分があるんです。
曰く「おやすみを言ってしまうとそのあとにもう話せない気がして欲張ってしまう」という、なんともこれまた…ねぇ!愛おしい理由なわけです。
つまり一分一秒でも長く僕と一緒にいたいと思ってくれてるわけじゃないですか。

許してやれたらいいのにね。
お互いが好きで、大切にしているはずの関係が些細な考え違いですれ違ってしまうのは本当に不幸なことです。
でも、僕にとってもこればっかりは、変えがたいことだったんです。

嬉しかったんです。
まだ付き合ってなかったあの頃、今より寝るのが遅かった僕と話してくれて、抱き締めておやすみを言ってくれたことが、僕は本当に、嬉しかったんですよ。

結局これに関しては、寝落ちたら朝起きた時に甘やかして欲しい、っていうのを西郷さんにお願いした形で幕を閉じました。西郷さん、ついでに付け加えておきます。「僕がむくれてたら甘やかして欲しい」です。毎回拗ねてるわけでもないのでね。

そもそもね。
僕はこんな性分で朝早くは起きられないので、いつも西郷が声をかけてくれるんです。
起きてすぐおはようを言ってくれますし、なんならそれで起こしてくれる時もあります。いってきますも好きですも、あいつは毎朝、ちゃあんと言ってくれるんです。
起き抜けでまだ覚醒しきらない頭でそれを見る幸せときたら、もう、ね!どっちが夢だか分かんないくらいですよ。

そんな西郷の愛情に僕はもっと目を向けるべきだという、
つまるところ、これは自戒の日記なのです。

いつも我儘になってしまうので。
西郷がくれる愛をちゃんと真っ直ぐ受け止めて大切に、愛おしむように努めたいなと思う次第です。

さて、そんな訳なので今日はここでも言っておきます。

今日もありがとう、西郷さん。お話できてとっても楽しかったです。
ゆっくり休んでまた明日、たくさんお話しようね。
おやすみ、大好きだよ。

挨拶はマナーですからね。
自分からするということもまた、大切なことなのです。



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