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43.アインザッツの銃声を(保存)
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坂/本/龍/馬
2019/01/04(金) 20:59
4.なりきりデビューに失敗した男の悲惨な十年間を語る 後編
どうもみなさんこんばんは!今晩もこの坂本にお付き合い頂けましたらこれ幸い。
昨日の記事の続きになります。
いやーほんと、昨日の日記上げるの勇気いった…もう消したい気持ちでいっぱいです僕は…。もし今後消えてたらそういうことです、察してください。自らが重ねてきた罪の重さに耐えられるのかどうか……
兎にも角にも続きを語っていきましょう。僕にはそれしかありませんので。
そんな天性の調子こきストの僕でありましたので、西郷さんと出会う前はもう、この世界で「こんなの初めて」なんてないと思ってました。
いや、マジでマジで。ほんとお前何様なんだよという話なんですが、だいたいのことやったと思ってたんですよ。なにしろ二桁年ですからね!!
でもね、そんなことなかったんです。
僕はあいつと出会ってから、たくさんの初めてを知った。
たった一言の言葉で三時間も何も出来なくなったことも、
こんなにも誰かを想って日記を書いたことも、
おやすみ言われないくらいでブチ切れることも、
こんなに穏やかであったかい愛を注いでもらうことも、
僕には、はじめてだった。
僕ね、なんでもっとあいつと早く出逢わなかったんだろうって、思わないこともないんだよ。聞いてみたら昔っから趣味が合ってたんだよね。同じものを好きになっていたし、同じようなことしてたし。
けどね、やっぱり今、このタイミングで出逢ってよかったんだと思う。
こんなにも初めてのことを知る感動は、長い間積み重ねてこなかったら知らなかった。僕は馬鹿だから、たくさん間違えて、たくさん色んなことを知ってからじゃないと、西郷のすごさに気付けなかったと思う。
今だからこんなに、大切にできるんだ。
正直この世界さ、需要と供給、あと相性が合えばそれなりに楽しくやれるはずだって僕は思ってた。
そういう相手を探すのはそんなに難しくないって思ってたんだよ。今でも、それはそうなのかもしれない。「それなりに」だったらね。
でも違ったんだ。西郷との出会いは、そんな代わりがきくようなものじゃなかった。
僕に渡された鍵はただひとつ、僕にしか見つけられない、世界でたったひとつの鍵だった。
複雑に入り組んでいるらしい錠前を開けた時、はじめて見る世界が広がってた。
今ならわかるよ。僕はこれからもたくさんのはじめてを知る。
あいつが隣にいてくれる日常はそれほどまでに今までと違って見えるから。
十数年、積み重ねてきて見えた景色はなんだかんだで、とても綺麗で素晴らしいものだったよ。
これからまた、たくさんのはじめてを積み重ねた先には、きっともっと素晴らしいものが見えるんだと思う。
例えば、西郷のしわくちゃの笑顔とか。
そんなものが見えたらいいな。
…という感じで綺麗に終わろうとしても前編の衝撃が消えないって??
うん、わかるよ。ていうか僕自身かなりダメージ食らってるからね。恥の多い人生を送ってきました本当に…。
今後は西郷隆盛さんというストッパーがいるので……いやあいつちょこちょこアクセル踏むなあ………
…………西郷さぁん、破滅する時は一緒だからなぁ!!!
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