どうしてもロバート・ダウニー・jrがスクリーンで動いているのを見たくて、映画館まで足を運んで来ました。もちろんマスクは必須、消毒も怠らずで挑んだんだけれども、そもそもの客がやっぱり少なかった印象。当たり前だよなあ……と思いつつ、どうしても少し悲しい気持ちにはさせられちまうワケで。収入だとかは大丈夫なのかなと。俺一人が心配したところでどうこうなる訳でもないんですけどね。
それはそうとして、吹き替え版に関しては藤原啓治さんの最後のダウニー吹き替えとなるらしいので、いずれ観ておきたいな。俺が選んだのは字幕版で、ダウニーの演技が見たかったということと、犬の声をあてているのはトム・ホランドだったということもあり字幕で観てきました。

全体的に動物がすげえ可愛くて、俺は満足度の高い作品だったな……。少年とダウニーのコンビはやっぱりいいものだと思わせる。犬がね、眼鏡をかけていて凄く可愛いんだよ……冒険そのものにはついて来なかったのが惜しかったけれど、ケツで線を引く仕草をしているのが印象深いです。トムホと犬、すげぇ合うな。吹き替えさせても上手いんだから才能ってもんを感じる。いや本当に、彼は演技が上手いんだよな……。

話がズレそうなので戻すとして。ファンタジー要素が強くて、動物の動きだとか描写の仕方だとかも、実写ではあるもののデフォルメ調だったりアニメーションぽかったりとコミカルで見ていて楽しかった。シロクマとダチョウのコンビもきちんと段階を踏んで仲良くなっていったのが良かったな……。ドラゴンに関する言及が物語の前半で出ているんだけれど、後半にちゃっかり登場して俺のテンションは内心凄いことになってました。ドラゴンまで出るのかよ！と思った。
悪役側のポジションのやつがドリトル先生の能力を妬ましく思っている描写が度々みられるんだけれど、俺も羨ましい……と思ったよな。動物と会話してみたい。してはみたいけれど、彼のように上手いことやれる自信は皆無だ。あとキリンに乗りたいよ俺も……。

子供向けのアドベンチャーと言っている通り、難しくはないし、言ってしまえばストーリは単調なんだけれども、俺はじゅうぶんに楽しめました。観る絵本といった感じかな、原作も原作だし。癒されたいときに観るといいんじゃねえかなと思います。