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┗1905.狗も喰わない机上論理(6-10/10)

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10 :Azul.A(t/w/s/t)
2021/02/11(木) 20:36


彼に新しい人でも出来たのだろうか。
疑り深い性根ももう克服したと思っていたのに、いざ何かあれば勘繰ってしまうなんて愚かで惨めでどうしようもない。

別の日は置いておいても、今日は、今は、甘えているつもりなんて、無かったのに。いつも通りを演じていたつもりなのに。
きっとそのいつも通りは既に彼の必要とする僕ではなくなってしまって居たのだろう。

上手く返す言葉も見当たらない。必要のない存在と思われたくない。昔の僕はどんな姿だったか。
嗚呼、分かっていた癖にどうしてこんなにも下手なんだろう。

僕の内側はもう見せないように、口に出すくらいならばこの掃き溜めを汚すくらいで十分だ。
愛しています。僕の大事なひと。

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9 :Jade.L(t/w/s/t)
2020/11/09(月) 01:30


ここ最近、多忙を極めすぎて唯一人悶々とする時間が多く…此処に吐き出すのは随分久しくなってしまいました。

溜め込むというのは本当に良くない。特に僕の様な、愛憎入り交じった独占欲や不安や恐怖と隣り合わせの感情を持つような異端者には、それはそれは精神衛生上良くない事と理解はしています。お陰様で日常生活にまで支障が出てしまう始末。今日なんて、水浴びの最中考え込みすぎて4時間ほど湯船に浸かっていたくらいです。人魚の姿ならせめて良かったでしょうが、ヒトの姿だと不便ですね。手の指なんかシワシワになってしまいました。


前述の通り、今僕もあの人も多忙を極めています。
…足りないんですよ。毎日毎日彼が枯渇して、いっそ首を絞めてしまいたくなる。噛み付いて引きちぎって、僕の手の中で無防備になる彼を優しく甚振ってやりたいとも思うのです。
胎の中まで貫いて、求め合う時間が欲しい。僕だけを見て、僕にしか見せない甘く蕩けた顔で誘って、内蔵諸共しゃぶりつくして差し上げたいとも思うのです。
…嗚呼、でも僕には痛々しく内蔵をぶちまけて血塗れで事を為す趣味は無いので、舐めて味わい尽くしたら元に戻したいのですけど…生憎、彼の体はひとつきりな上に完全に元に戻すのは不可能ではありますけどね。
思い返してみると、僕は何かしら愛しいものを口に含みたがる性癖があるようです。指も爪もあのきらきらした瞳も、舌で舐めて転がしてみたいと思うので。…ふふ、悪食ですね。実際にはやりませんよ?痛々しいのは僕も好きじゃないので。

…嗚呼、いとしい人。お疲れのようでしたから先に寝かしつけて来ましたが、僕はまだやる事が残っているので眠れそうにありません。
早く抱きしめて、全身に噛み付いて、…僕のもの、と思い知らせてやりたいものです。

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8 :太/宰/治(文/豪/S/D)
2020/10/09(金) 00:32


少し前の話だ。
君に出会う前の事が未だに心臓に巣食っていて、如何しようもなく苦しくて、また身体を汚しては無駄に包帯を手に取る夜が在る。

彼は機嫌が良い時は優しかった。
然し僕の話を聞いてくれる事は稀で、僕は面白い話等ひとつも出来やしなかったが、この少しも楽しくない人生の中でひとつまみ程度の面白かった事や嬉しかった事で気を惹こうとした。そうでもしなければ会話は続かなかったし、君とは一日何も話せなかっただろう。唯、君にとって興味が無いものばかりであった事、御前の話は詰まらないと言われた事、そう言われ続け次第に時が過ぎ、僕がその言葉を恐れて相槌を打つだけになった頃、御前とは話が続かないなと鼻で笑われた事。

楽しくも面白くもない僕に縛られるのは痛く苦痛だっただろう。厭、恋人と名のつく関係に落ち着いたら友人すらも要らないと言ったのは君だったのだけど。
だから、何度も僕に別れようと告げてきた。御前も楽しい友人くらい欲しいだろう、こっちも話し相手くらい欲しいからと、その言葉に意固地になって別れないと駄々を捏ねた数ヶ月を、今でも昨日の様に思い出す。

殆ど毎日思い出す内容を話そう。少しでも昇華出来る様に。
甘味は好きだがたくさんは食べられない、と告げたその後、仕事詰めのストレスで毎日チョコレイトを食す僕を見て御前は嘘吐きだなと、そういう疑わしい事があると全てが嘘に見えると言われてから、数ヶ月は甘い物を吐き戻してしまう日が続いた。今でもチョコレイトを見ると思い出して呼吸が苦しくなる。鼓動が早くなって彼の冷たい言葉を思い出す。カカオが80%以上の炭の様なチョコレイトならまだ食える、然し甘い方はもう口にしたくない。
時折気紛れに恋人らしく触れて、抱き締めてくれる事があった。普段は話し掛けることも、ましてや触れる事も簡単には出来なかったから、その温度差に酷く動揺した。それでも最初の頃はそれをただ幸せと噛み締められた。だけど…唐突に終わるその時間、明日目が覚めたらこの幸せが終わってしまうんじゃないかと、何か変な事を言ったら機嫌を損ねてしまうのではないかと、その幸せは3日続けば良い方であったから、次第に次に襲い来る冷めた時間を想像して眠れなくなったりもした。滅多に彼から抱き締めてくれることも、僕の恋人だと明確に口にしてくれる事も無かったから、その時間が何より大切だった。…そのはずだった。最後の方はこの時間があとどれだけ続くのか…明日?明後日?あと1時間?ずっとそれだけが頭を巡る様になっていった。
最後の一ヶ月はそんな甘い時間はひとつもなかった。大きな仕事があるから、昔の様に励まして送り出してくれないかと頼んだ日がある。それは僕が彼を好きになった一番の言葉だった。けれど、結局それも叶わなかった。そんなこと忘れたと、素っ気なく告げられた。彼は忘れっぽい人だったから、本当に忘れてしまったのだろうと思う。そして僕はその言葉が大好きで此処まで来たのだ。その日の僕は相当に酷い顔をしていたに違いない。嗚呼、本当に彼は僕に興味等無かったんだと突き付けられたその瞬間の痛みが、今も唐突にフラッシュバックする。
…嗚呼、でも。変わらず優しかった…否、無機質であろうと僕に声を返してくれていた時間がある。
彼は夜に眠れない人だったから、悪夢に魘され真夜中に起きてしまう日が多かった僕が怖い夢を見たと泣きつくと、その時だけは…大丈夫だと、近くに居るよと言葉を返してくれた。手を繋ぐのすら嫌がっていた彼が、その時だけは手を握ってくれた。そうして僕が起き出して行くのを見送るように彼は眠りについて、その後もゆっくりと会話をして日々を過ごすのだ。
どれだけ苦しくとも、そんな日々が続く事を僕は願っていた。

最後の2ヶ月程は、彼は家に帰らなかった。
当然返信の数も減った。何をしていたか聞くと大抵ゲームをしていたので、その話を聞くことが多かった。…僕も同じものをしていたら、彼はもう少し僕に興味を持ってくれたのだろうか。僕も一緒にやりたくてひっそりと購入したゲーム機は、結局届いたのは彼と離れた後だったので封も開けないまま放置してある。今更開ける気にもならない。

言葉にするうち漸く落ち着いて来たように思う。
唯、きっとこのことは一生忘れられないのだろう。
また思い出して同じ事を書くかもしれない。
その時はそっとこれを閉じて見ぬ振りをして欲しい。

早く眠らないと、あの人にまた明日心配されてしまう。
どうか、幸せに眠れますように。

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7 :Al/ic/e(SI/No/AL/ICE)
2020/09/28(月) 09:28

血管が通る場所が好き。

別に、男の人の手に浮き出た血管は好きじゃない。要は触れた場所から触知できる薄い皮膚の部分。首筋や手首の裏、拍動する左胸、だとか。

柔く噛むだけで身体の奥に隠されたものがドロリと溢れて染み出すみたいな妄想をして、どうしようもなく愛しくなるの。『彼の人』は、とても無邪気で汚せない無垢な顔をするのに…その実私を受け入れるだけの仄暗さと、快楽に従順な欲望を持ち合わせてる。…ねえ、『先生』。貴方と何度身体を交じえたらひとつになれるのかな。




『無償の愛』についての考察

┈┈┈┈┈┈無償の愛、って変な言葉。こんなに溢れてくる感情に無償も有償もあるの?

『確かに。まあ、無償でも有償でもどっちでもいいけど、見返りが欲しくて愛している訳じゃない、という意味だよ。』

┈┈┈┈┈┈ふぅん…『先生』なら見返りは要らない…って言いたいけど私は無理。触れたいし話したいし、愛してるからこそ誰にも触れさせたくない、って欲望だらけだもの。

『ふふ、そうかもしれない。僕もそうだ。やっぱり何処かで見返りを求めているんだろうね。』

┈┈┈┈┈┈見返りを求められたって、悪い気はしないけど。寧ろ求められる方がいい。愛してるからこれが欲しい、って理由付けが欲しい。…無関心に放っておかれる方が嫌。

『そういえば君は欲張りさんだったね。…少し大人っぽく格好付けてしまったかな。』

┈┈┈┈┈┈┈…そうだよ、『先生』の為なら、『先生』の全部を手に入れる為なら何だって出来る。『先生』が隠してる遠慮も秘密も全部暴きたい。

『…そういう所もゾクゾクするね。そんな君の黒い感情も、僕にとってはキラキラして見えるよ。』




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6 :芥/川/龍/之/介
2020/09/27(日) 10:53

愛すべく彼の人とは、常日頃休暇も合わず互いに擦れ違いを繰り返している。其れでも互いに衰えぬ愛を紡げるのは、一重に彼の人の寛容さとほんの短い時間の中でも僕を求めて戴ける事に尽きる。

こんな卑しい存在でも彼の人は可愛子と僕に触れてくれるのだから、どれだけの恩を返すべきか見当もつかぬ。

職務の時間が迫っている。亦後程続きを綴る事とする。


追記

「窓の外を見たら可笑しな空を見た」「右を見たら綺麗なのに、左を見たら真っ暗だったんだ」
そう話す彼の人は無邪気で、この僕の濁った眼にも同じ景色をと一生懸命身振りで話すのだ。
生憎と、僕と彼の人の職場は少し離れて居るから、その空は僕には見る事は叶わなかったが…きっと、彼の人が綺麗と言うのならばそうなのだろう。
排気ガスで濁った此の横浜の空にも、そんな色が滲むとは知らない儘で在った。…否、空等普段見上げた事も無かった。

地べたを這いずる狗畜生であれど、彼の人の云う空は美しく映るのであろうか。
亦綺麗なものを見付けたら、今度は写真を撮ってやろうと彼の人は嬉々と話すものだから…次の其の時が来た時は、と。

束の間の幸せというものは、どうしてこうも心を動かすのであろう。今夜もよく眠れそうだ。


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