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1972.Corpse Reviver【〆】
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7 :
ヨルク・ビス・アエタス
2020/11/17(火) 08:55
All Hallows' Eve 2
――時期外れハロウィン その2.
そりゃ比較できる経験があんなら、小気味よくパキンと折れてたろうな。(女体ならではの触感に満悦していたが、間のあと続いた言葉に瞠目。泳いで、寸秒。沈黙、それから口早気味に)…アンタも。いつものほうが綺麗だ。(指を鳴らすと、腕の中の体は男に戻った。とはいえ、ただで退くのは癪だ。長いまま頰にかかる髪に指を通し、尖り耳へとかけて)今はダメ♡…とか可愛く言ってくれたほうが退く気になるね。
女だ女だと言うから、てっきり俺の中にある女性性に思うところがあるのかと思っていたが…そうか、このままが良いか。(平らになった胸元を一瞥。再度ヘーゼルに引き上げれば、さも嬉しそうに緑を細め。次いだ所望の声にはひとつ、よぎる過去の言の葉がある。人差し指をピンと立てると、そっと相手の口唇に添えて)――だーめ♡アラヒトくんのえっち♡……退く気が起きたか?
(唇に寄った指の先。すわ何かしらの術でもあつかう前動作かと身構え──真顔そのまま宙空を仰ぎ)……──萎える、(低く溜息まじり呟いた。が。悩ましげに眉が寄る。形に迷って結局、弧を描いた口元を片手で覆い。ゆるりと瞼を伏せ)べき、なんだろうなァ。……なんだよそれ。誰から聞いた科白だ?無理…だっこしていい?
(手応えに一度は口の片端を上げたが、次第に変化を見せる反応に思わずたじろぎ声も乱れ)っ、退くんじゃなかったのか!?お前がいつだかそう言えと話したんだろう、白々しい。大体、だっこってのもなんだ?子供扱いはやめろ。(捲し立て、耳まで朱に染めての抵抗。対面の胸を押し、反対に身体を仰け反らせ)
いや、言ってくれるなんて思わねぇじゃんか。それに、人ならせいぜい二十そこそこだろ。…なーんにもしねぇって。だっこするだけ、なっ?(もはや取り繕いもせず唇の端を緩め、押す力に抗し腰を抱く手へ力を込める。逃げる上体を追い前傾に、色づいた耳に呼気まじり吹き込み)
(指同士を擦り合わせると、耳障りの良い音とともに相手の獣化が解除される。囁きのこそばゆさと背を這う心地に熱を持った顔を背け、長らく黙すを貫いて。やがて目線だけ胡乱げに戻し)――…だっこと言ったって、何をどうするんだ。だまって突っ立っていればいいのか?
(尻でさりげなく揺れていた尾が他の獣の部分と一緒に忽然と消え。どうあっても引く姿勢は示さず沈黙を待ち、言外許しを得た途端、横抱きにかかえ上げ、どこぞへと歩き出し)ヨルクちゃんはなんもしなくていーよ。…っと。さあて、んじゃ族長にtrickしに行くか。このまま、俺たち結婚しまーすって凸る。フィナーレに相応しい悪戯だろ?
(抱え方にしろ言われた内容にしろ予見外れ、零れんばかりに双眼見開き。羞恥、ひいては喜色に崩れた顔は品も威厳も失うありさま。父である族長以前に己にもとんだ悪戯だ、白い衣装さえ謀ったものなら…完敗としか言いようがない)……本当に酷い男だな、お前。
…いーや?優しいぜ、俺は。酷くすんのはアンタにだけさ。(悪びれもせず、愛のひとつでも囁くような声で落とす。目的地はふたつ先まで決まっている。──橙の光が浮かぶ部屋を後にした)
Happy Halloween!
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