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┗1972.Corpse Reviver【〆】(170-174/248)

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174 :ヨルク・ビス・アエタス
2021/08/10(火) 18:57


#お祭りlog

「今日はゆかたの日だ。」そう言って何着か持ち出してきたアラヒト。俺は白地に緑の縞と燕のあしらわれたものを選んで着用し、あいつには赤の透けたのを着せた。
ピンクのチョコレートでコーティングされたバナナをしゃぶる伴侶を横目に、縁日の通りを進んでいく。楽しげに行きかう人々、遠くより響く笛と太鼓のお囃子の音。――と、ひときわ賑わう屋台を見つけた。
店先には”金魚すくい”の文字が並んでいる。俺の故郷には存在しないもの。iPh〇ne12で検索し、画像でしか見たことのないものだ。高揚に高鳴る胸のまま伴侶の袖(赤のスケスケだ)を引き、取ってくれと小さく強請った。

「任せろ、」

俺が何か提案すると、決まってこう返ってくる。出逢ったときから変わらない、男らしく迷いのない返答。惚れた一因だというのは既に伝えてあるのだが、本当に何でも叶えてくれるので些か不安に駆られもする。

さて数分後。足元には穴の開いたポイ10枚が散らばり、隣の伴侶は🥺顔。結論を言えば、アラヒトは金魚すくいが死ぬほど下手だった。(その後伴侶は屋台の親父の厚意で2本ポイを貰い、雄たけびをあげながら二刀流で金魚をゲットした)


射的へ続く

>フッ、後半は任せな。


金魚袋の中、二匹の和金が愛らしく泳ぐ様子にルンルンの俺。
境内を歩いていると、これまた賑わいを見せる屋台が目にとまる。射的だ。男ならやるしかあるまい、なんて体で勇んだその実、浴衣姿で銃を構える妻を見てみたかったのだ。
白い指が玉を込める傍ら、欲しいものを聞かれた。イケメンかよ。そのうえ、いっさい無駄のない構えかたなんてもはやスナイパーのそれである。(幻覚でスコープが見えたほどだ)
すっかり妻に酔った俺はもちろん、こう答えたさ。

「俺のハートを落としてくれよ…♪」

この軽口が運の尽きだった。
ヨルクちゃんは本来、クソ真面目な子なんだ。そして俺のことが大好きで、俺の望みを叶えるためなら、できる限りの努力をしてくれる。…たとえそれが俺自身を害す結果になろうともな。

ああ、と。短い了承。次いで響いた、二発の銃声。
胸に伝播する痛みと、祭りの光の奥に広がる紺色の空。
そのまま意識を手放した。



>信じられるか?射的銃で連射だぜ。ファンタジーが過ぎるだろ。


──目覚めた時には病院だった。22時。祭りはとうに終わっている。なんてこった。雰囲気に酔った頃、手頃な草むらでお祭りセクシーに持ち込む手筈が…。

消沈する気分を慰めてくれたのは、俺の好きなアイス。パキンとふたつに割って食うアレだ。分け合ったソレの、すっきりとした甘さに傷心を癒されながら、提灯のともる道を並んで帰ったのだった。


…それにしたって、浴衣。俺的オススメNo. 1を選ぶとはね。流石だぜ、ヨルクちゃん♪




(後ほど追記・編集)→アラヒトが一晩でやってくれました
#ブランドデートも書きたい
>高貴すぎて俺には分からなかったが、あのセーター14万するらしいな…。
#お前のセンシティブなメロンネット・タンクトップはいくら検索しても出てこないが自作なのか
#(メロンは下着だった)(了)

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173 :ヨルク・ビス・アエタス
2021/08/05(木) 14:20

   🚶🏻🚶‍♂️


🏮 🏮 🏮 🏮 🏮 🏮

祭りだ 
ワッショイ!


        

🏮 🏮 🏮 🏮 🏮 🏮


祭りっぽくしたかった

ダメダッタ

🎯⛩🏮←おおっ、ぽいぞアラヒト!!!!!

🍧勢いだけじゃどうにもならんこともあるんだなあ。ひとまず政務に励んでくる。
🎯すげぇぜヨルクチャン!さては元締めだったってワケか…!
🍧アラヒトのセンスに脱帽。祭りの神はお前だったんだな…

🍧(しかし一瞬で色を変更してしまうとは…アラヒトの魔力も侮れん…)




オレンジとホワイトのボーダーだと思っていたが、白い部分に微妙にグラデーションがかかっているんだな。可愛い。

#これは俺が挫折したBOX…!ヨルクチャン……すき…♡

透けてるのって…いいよな……愛してるよ…♡
#俺も…♡



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172 :黒沼アラヒト
2021/07/29(木) 20:15



一年記念、新居。



この時間だって明るい空。会社を出た俺の首元を撫でる、ぬるい風。薄着で歩く人々の手には、某有名コーヒーチェーンのフローズンドリンクや、近くのカートで売ってるジェラート。
夏だ。あいつと出逢った季節。



俺は気まぐれで飽きっぽく、そのうえ情がない。(あいつは違うと言ってくれるが、そりゃあいつにはそう接してないからだ。)
そこそこ顔の出来がよくて、口だけは調子よく回る奴ってのは、どんなソーシャルグループにあっても得てして好かれやすいもんだ。俺の周りにはいつも人がいた。仲間も女も、その時々で都合のいい相手を求めるのに事欠かないポジション。それでも、周りにいた誰とも深く付き合う気は起きなかった。
俺はひとりが好きだった。強がりでも、過去になにかあったわけでもなんでもない。踏み込むのは自由だ。ただ、俺が踏み込まないのも自由。それだけの話。これは性分──…そう思ってたが、違った。あいつを好きになって気づいた。恋したことがなかったからだってことに。

あいつに逢わなきゃ今も、好きだなんて感情を知らずに生きてただろう。



なんてぼんやり考えながら歩くうち、往来にあいつの姿を見つけた。アイスのカートに並んでる。受け取ったのは、たぶんミルクジェラート。見た目に反して甘いの好きなんだよな。…おっと、逆の手にもうひとつ。薄いブラウンをしたそれは、俺の好きなコーヒー味だ。

どれだけごった返してたって、あいつを見つける自信がある。きらきらまぶしい俺の太陽。
今日はまっすぐうちに帰ろう。お袋達のいる、一昨日までの家じゃない。きのう引っ越してきたばかりの──俺たちの家へ。


>>愛してる。俺はお前に逢うために生まれた。




#遅くなってしまったが、私信や祝いの言葉をくれた可愛い子たちに感謝を。二人でありがたく拝読した。俺らもお前たちの日々の潤いと恒久の幸せとを願う。

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171 :ヨルク・ビス・アエタス
2021/07/28(水) 00:00


\ 1st anniversary! /


☀︎       ☁    
         ☁
🛩




俺、出張終了。そして今日は
俺達がはじめて言葉を交わしてから一年。
記念日おめでとう、ありがとう。俺の太陽。

おかえり、俺の可愛いひと。素晴らしい一日をありがとう。
この先もお前のことを教えてほしい。側で笑っていてほしい。
永久に変わらぬ愛を誓って。




#編集中
#待ってセンスがない…助けてヨルクチャン
俺は好きだよ可愛いひと
……悪化したな。
#んおおおすげえぜヨルクチャン!!!センスの塊はアンタだったってわけか…!!!
(うちの伴侶はひとを褒める天才)

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170 :ヨルク・ビス・アエタス
2021/07/27(火) 02:11

寄り添って、一年。



窓を叩く雨の音で書類から顔を上げる。夏の、にわか雨。アラヒトと出逢ったあの日から、季節がはや一巡した。


人は顔を突き合わせる頻度を愛情の度合いと捉えがちだ。とあらば、俺は政務で城を空ける機会が多いので、到底相手を満たしてやれない。また、利害にズレが生じたとき、互いのためと即座に切り捨てる薄情な面もある。だから色恋に興じる予定も、望みさえもまるでなかった。生来不向きなのだ。剣と弓を友人とし、国を恋人とする日々に、何ら不満を持っていなかった。


その俺にいま伴侶がいる。永遠だと言い切れるほど、夢中で恋い慕う美しいひとが。俺を変えたのは紛れもなくあいつだ。あいつに願われた通り、毎日好意が募っていく。激情を抱くのは初めばかりと思っていたが。さめやる日は来そうにもない。
(満たされなくても隣にいてほしい。俺の全てで繋ぎ止めたい。)


俺と似ているお前が好きだ。俺と違うお前も好き。内面がよく滲み出た、綺麗な顔かたちも好き。


――そろそろあいつの退社時刻だ。念のため、傘を持って迎えに行こう。帰りのスーパーであいつの好きなアボカドとチーズを買って…インテリアに不釣り合いな調理器具で、今夜は何を作ろうか。


>>毎日、アンタの飯が食いたい。俺はアンタを待ってた。


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