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┗1972.Corpse Reviver【〆】(174-178/248)

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178 :ヨルク・ビス・アエタス
2021/08/28(土) 00:00


13th month anniversary



赤い髪だ。知人のゲルトルートや忌々しいハーフエルフの男のものとは異なる、くすんだ、紫を帯びた赤。あるいは淡金か。砂丘を構成するごく微細な粒の、どこか白んだ黄金色。
瞳はグリーン。絞りたての絵具のビリジアン、熟れきらない果実の黄緑だったかも知れない。兎にも角にも、虹彩から湧くような鮮烈な色に輝いていた。

8年前。美しい男に出会い、実らずとも強く惹かれた。──…なあ?アラヒト。


婚姻とは紙きれ一枚のあえかな契約に過ぎないが、それによって、俺はお前の全てを改めて預かったと思っている。幸不幸を分かち合い、転機あらば見届け、終いまで側にいるということだ。だから安心して、したい時にしたい事をしてほしい。いつも自由でいてくれ。俺が願うはそれきりなんだ。


13か月目も変わらぬ愛を。8年越しの俺の初恋の君へ。

生命力に溢れた黄色い大輪は、どうにもイメージではないが。お前の太陽に似た笑顔に生かされているという意味では、俺は向日葵に違いない。

#自由にさせたい。でも縛りたい、だろ?
#いいぜ。アンタになら、縛られんのさえ魅力的だ。たまには叱ってくれたって。アンタから貰うもんなら、なんだって極甘口のご褒美さ。



アラヒトへの返信より0時確保を優先→から寝落ちをキメる鬼畜エルフ俺。寛大な伴侶に日々感謝。
俺の可愛いひとは異様に腹が弱いので、皆お手柔らかに頼む。

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177 :黒沼アラヒト
2021/08/17(火) 10:45


👤 ???
Q. 夏のレジャーといえば?
   



黒沼アラヒト28歳。
実は近ごろ…いや、近年。ちょっとした悩みを抱えている。




🔥 🧅 🥓 🫑 🔥
    



に描いたような高収入、高学歴、高身長にして✨イケメン✨ 恋も仕事もスマートにこなし、美人で料理上手(かつ、夜は大変に積極的)な嫁をゲットした新婚ホヤホヤ幸せ真っ只中を生きる勝ち組エリートサラリーマンといえど、悩みのひとつふたつあるのが人の常ってもんだろう。
勿体ぶるつもりはない。ズバリなにか。頼むから、俺をBBQに誘わないでほしいってことだ。

確かに俺はこれまで長らくパリピキャラとしてやってきたが、パリピ=アウトドア好きみてぇな認識はぜひとも改めてもらいたい。いや、嫌いじゃねぇよ?BBQ。けどなあ、週末ごとに各方面から誘い倒されてもみろ。まるで部活だ。なんなら、全世界が結託して俺の週末をBBQソースまみれにしようとしてる可能性さえ疑うね。
そもそも、味よりテンション重視な場であるからして、肉の質にあんまし拘らないとこあるじゃん?そのうえ、得意そうに焼き役を買って出る奴ほどセンスに問題を抱えているケースが多い。焼きすぎだったり半生だったり、挙句に飽きて紙皿にダークマター大量生産しちゃったりとかさ。ありがちなのよ。それだってまあうまい寄りではあるものの、普通に焼き肉屋行ったほうがうまいんだよね。間違いなく。
とどめに、後片付けの面倒さがまた俺の腰を重くする。三十路を目前とした俺にとっちゃあ、荷も気も重いイベントってわけだ。

ああ、勿論わかってるさ。断ればいいだけだって事くらいな。ところが連中ときたら、今年は気迫が違うんだよ。社内一のチャラ男と謳われた俺のまさかの結婚からこっち、黒沼を骨抜きにした奥さんを見てみたいだの、係長の奥さんも来るから連れてこいだの。嫁に会わせろ圧の凄まじさから、ついつい返事を保留にしちまったって話である。
…ぶっちゃけ俺としても、自慢の嫁を見せびらかしたい気持ちがないわけじゃない。(むしろ、隙あらば自慢して廻りたい。いい女を連れてドヤりたいのは男の性ってもんだろ?)


──ってわけなんだが。どうヨルクちゃん、行きたい?
それとも、俺とふたりで焼肉食いに行く?


>もう少し保留にしておいてくれ。
>のちに。
#いっそ異世界BBQパーティinウィリディスってのもアリだな
#いつでもいーよ向日葵ちゃん♪


8/19 BBQしてきた
満足した

食い過ぎた結果120kgになった俺たちではあるが、スレンダーだった頃と変わらず…否、これまで以上に深く愛し合っている。

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176 :黒沼アラヒト
2021/08/13(金) 06:35



血塗られた金曜日



──散々な朝だった。まず目覚めた瞬間、腹痛に襲われた。(正確にいうと、腹の痛みで覚醒した。)これは昨夜、寝る前にカプサイシンを摂取しすぎたのが原因とみて間違いないが、この件含め悪いことが立て続けにみっつ重なった時点で、今日が金曜日であると気づいた。それから日付を確認したよ。…観念とともに飲み下したコーヒーは、いつもの朝より苦く思えた。

昔から、13日の金曜日には悪いことが起こりがちだ。カラーバス効果じゃあないが、まさか俺の意識が不幸を引き寄せているとでもいうのか?


(とある社畜の手記より抜粋)



#なあひょっとして、この日に合わせた黒背景ってわけか。俺の嫁は周到だな…♪
>>タイトルから察するに、痔が再発したわけだな。
#勘のいいアンタも好きだぜ。




私信をくれたエースとデュースへ。

お前たちもそのままあっという間に1年を迎えそうだな。相変わらず睦まじい様子で何よりだ。長きを共にし、愛すれば愛しただけ希望も不安も増えるだろうが、互いに正しき道を行こう。ふたりの未来に幸多からんことを。祝いの言葉、ありがたく賜った。
目を引く点は多分にあれど、こと開く便箋が画期的で可愛らしい。それと、ゆくゆく俺たちの邦国…日_本とウィリディスにも遊びに来てくれ。

…旦那さん、ね。悪くねぇ呼ばれ方だ。俺からもひと言、あんがとよ。ああ、うちの嫁もセンスがいいんだ。キミらに負けず劣らずな。


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175 :ヨルク・ビス・アエタス
2021/08/10(火) 23:42





🔥アラサーと百二賀が激辛炒飯に戦いを挑む🔥

🌶️

突如としてヘリウム声(モブ高田声)になってしまった黒沼アラヒト28歳。絶望のなか考え抜いた末、激辛チャーハンで喉に刺激を与えることでイケボを取り戻す策に辿りつく。



(“この形式も久しぶりだなァ…。” ひよこ柄の可愛らしいメモ帳に走る癖字。──この世の終わりのような高音ボイスに変じて暫く、頑なに発声を拒み続けてのコレである。雑居ビル一階に構えた激辛料理店へ入ると、立てた指の数で人数を伝え。静かに着席し、オーダーに際しても無言でメニューを指し示すのみ)……。
(ペットのコカトリスを寵愛するあまり身の回りの雑貨までトリのデザインで固めだした連れの男らしい筆致を認め、同意にひとつ頷いて。”落涙必須の地獄チャーハン”の異名をとる品が出来上がるのを待っていれば)――ぐぅっ…想像以上だな…!(調理開始とともに店内に漂いだした香辛料の刺激に呻き、思わずエルフらしからぬ不細工な渋面を呈し。苦悶に喘ぐことそれから数分、ゴーグル&マスク装備のウェイターがメニューをテーブルに並べ)――っぁあ!なんてパワフルなニオイなんだ!目がっ、目が開けられんぞアラヒトぉっ!
(“ああ…!これはサドンデスソースの空き瓶をうっかり丸腰で水洗いした時にも匹敵する痛み…ッ!”さすがの俺も平気だっつったら嘘になるぜ…!!”戦慄に震える字を並べ、ソッとトリ柄のハンカチを妻へ差し出し。…だが、だからこそ効果に対する期待が高まるというもの。やがて瘴気飛散するカプサイシンによる刺激がその濃さを増す。大皿に盛られたソレが、テーブルの中央に供されたその瞬間悟る。あっ、これウン。“──、俺が食うよ。アンタまで危険を冒す必要はない”ひょっとすると遺書になるかもしれない。気持ち丁寧に文字を綴り、数ヶ月ぶりの微笑みを妻の渋面へと向け。いざ…!俺はコレを完食しイケボを取りもdはひゅん)(卒倒)


後日、声は戻った。


まるで戻った感のないフォントだが、纏めてくれてありがとう。
お安い御用さ…♪


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174 :ヨルク・ビス・アエタス
2021/08/10(火) 18:57


#お祭りlog

「今日はゆかたの日だ。」そう言って何着か持ち出してきたアラヒト。俺は白地に緑の縞と燕のあしらわれたものを選んで着用し、あいつには赤の透けたのを着せた。
ピンクのチョコレートでコーティングされたバナナをしゃぶる伴侶を横目に、縁日の通りを進んでいく。楽しげに行きかう人々、遠くより響く笛と太鼓のお囃子の音。――と、ひときわ賑わう屋台を見つけた。
店先には”金魚すくい”の文字が並んでいる。俺の故郷には存在しないもの。iPh〇ne12で検索し、画像でしか見たことのないものだ。高揚に高鳴る胸のまま伴侶の袖(赤のスケスケだ)を引き、取ってくれと小さく強請った。

「任せろ、」

俺が何か提案すると、決まってこう返ってくる。出逢ったときから変わらない、男らしく迷いのない返答。惚れた一因だというのは既に伝えてあるのだが、本当に何でも叶えてくれるので些か不安に駆られもする。

さて数分後。足元には穴の開いたポイ10枚が散らばり、隣の伴侶は🥺顔。結論を言えば、アラヒトは金魚すくいが死ぬほど下手だった。(その後伴侶は屋台の親父の厚意で2本ポイを貰い、雄たけびをあげながら二刀流で金魚をゲットした)


射的へ続く

>フッ、後半は任せな。


金魚袋の中、二匹の和金が愛らしく泳ぐ様子にルンルンの俺。
境内を歩いていると、これまた賑わいを見せる屋台が目にとまる。射的だ。男ならやるしかあるまい、なんて体で勇んだその実、浴衣姿で銃を構える妻を見てみたかったのだ。
白い指が玉を込める傍ら、欲しいものを聞かれた。イケメンかよ。そのうえ、いっさい無駄のない構えかたなんてもはやスナイパーのそれである。(幻覚でスコープが見えたほどだ)
すっかり妻に酔った俺はもちろん、こう答えたさ。

「俺のハートを落としてくれよ…♪」

この軽口が運の尽きだった。
ヨルクちゃんは本来、クソ真面目な子なんだ。そして俺のことが大好きで、俺の望みを叶えるためなら、できる限りの努力をしてくれる。…たとえそれが俺自身を害す結果になろうともな。

ああ、と。短い了承。次いで響いた、二発の銃声。
胸に伝播する痛みと、祭りの光の奥に広がる紺色の空。
そのまま意識を手放した。



>信じられるか?射的銃で連射だぜ。ファンタジーが過ぎるだろ。


──目覚めた時には病院だった。22時。祭りはとうに終わっている。なんてこった。雰囲気に酔った頃、手頃な草むらでお祭りセクシーに持ち込む手筈が…。

消沈する気分を慰めてくれたのは、俺の好きなアイス。パキンとふたつに割って食うアレだ。分け合ったソレの、すっきりとした甘さに傷心を癒されながら、提灯のともる道を並んで帰ったのだった。


…それにしたって、浴衣。俺的オススメNo. 1を選ぶとはね。流石だぜ、ヨルクちゃん♪




(後ほど追記・編集)→アラヒトが一晩でやってくれました
#ブランドデートも書きたい
>高貴すぎて俺には分からなかったが、あのセーター14万するらしいな…。
#お前のセンシティブなメロンネット・タンクトップはいくら検索しても出てこないが自作なのか
#(メロンは下着だった)(了)

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