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┗1977.こいこい。【保存】(26-30/68)

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30 :メ_ロ_ン(B_E_A_S_T_A_R_S)
2021/01/26(火) 23:00



俺がさ、せっかくママの悪いところを全部直してやろうってのに、この期に及んで何を大事に抱え込んでんだか。よく分からない柵や蟠りなんかも、ちゃんとセンセーショナルに葬って来てやっただろーがよ。頭がおかしい奴をありのまま受け入れてくれる世界なんてないんだから、言わばこれって慈善活動なわけ。俺はママを愛してるから無償でやってあげてるの、ママは病気なんだから。俺は至ってまともだぜ。狂った母親の介護に追われる心優しいガゼルの青年。狂獣の介護は狂獣じゃなきゃやっていられないのでね。物事を一方向からしか見ないのは重大な錯誤の原因、相互理解の機会損失、全世界共通の介護現場の闇。病める時も患い付く時も、俺ずーっとママと一緒にいてあげてるじゃん。ずーっと、5年5ヶ月絶えずずっと。アハハハハ!あーあ。狂ってんね、愛だよねェー♡



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29 :魘_夢(鬼_滅_の_刃)
2021/01/22(金) 00:00



誰に何を求めるかは自由だけど、相手に合わせて目的を選ばないと、自分で自分の首を絞めることになる。何だってしてあげるけど、俺に包容力を求めるのは土台無理な話、かえって虚しい思いをするのは君の方。でもその代わり、大抵のことは全部〝君の頭が悪いから〟で片付けてやっているでしょう。


今日は特別機嫌が悪いね、どうしたの?それとも俺の思い違いで、君は最初からずっとそんな感じだったかな。どうして君だったのかはもう覚えてないけれど、多分、都合が良かったから。君は大事なものを失って、人目を憚らずに打ち拉がれていたよね。それが素敵で、だから声をかけてやったんだよ。


俺は同性に興味がないから、何より先に取りかかるべきだったのは、君の中にいる男を引き摺り出すこと。わかるかな、そうと気づかれないように、触れることすら躊躇われるような薄気味の悪いものと忍耐強く、辛抱強く向き合い続けた俺の気持ち。回りくどいやり方だけど、その方が楽しかったから。


だからね、今の君が好き。好きだよ、笑った顔なんて見たことないけど、機嫌が悪い日と、凄く機嫌が悪い日の違いは良く知ってる。だって、これだけ手間と時間をかけたんだ、俺は君に執心しているし、それが数字のためだけじゃないことの理由としても十分。うふふ。どうかな、わかってくれたかな。


ここからここまでは作り話、あとは大体本当の話。それにしても、思った以上に言葉を知らない娘だな。夢を見られず死ねもしないなんて、不幸せだよね。



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28 :童_麿(鬼_滅_の_刃)
2021/01/20(水) 00:00



移ろう季節も二十と四つ、巡って此れでお終いさ。巡り合わせは不思議なものだよ。款冬の華咲く今頃は、一年で一番寒いんだ。赤ん坊を抱いてても流石に堪えるでしょ?だからあまり外へは出したくないんだけれど、今夜の月は見事だものなあ。何も見えていないのに、なんにも映らないのに、雪も花も月も、その子も、ちゃんと映すんだねぇ。よく磨かれた翡翠の玉みたいで綺麗。──さあさあ、長い時間は障るだろう。見えない方の目が痛まないかい、琴葉。



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27 :魘_夢(鬼_滅_の_刃)
2021/01/20(水) 00:00



この中のいくつかは特定の子に向けたものなんだけど、彼女あまりにも頭が悪くて。決まった時間に書いてやらないと、待つのが嫌だと癇癪を起こすから……まぁ、これはほんの冗談。今となっては、それほど深い理由はないんだよ。強いて言えば、そうやって気づいてくれる人間がいて初めて何かしらの意味が生まれるくらいだ。──ねぇ、そうだよね。おはよう、相変わらず人間の真似事だけは上手だね。一睡もする必要はないのに、夜明けと共に起きて支度をするふり、狡猾だな。鏡越しに君を見ていて思うよ、本当に……綺麗なのは顔だけ。まともなのも顔だけ。前はあんなこと言ったけど、女に生まれて良かったね。甘い油の匂いがする黒くて長い髪に、逆立ててばかりの柳の眉。そのままでいてくれていいのに。どうせ眠らないんでしょう、それくらい譲歩してくれたって、あの方は許してくださると思うよ。



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26 :メ_ロ_ン(B_E_A_S_T_A_R_S)
2021/01/19(火) 23:00



最近毎晩ママの亡霊が夢枕に立つ。飛び起きたら舌噛んじまって口の中血まみれで、半分ママの味。俺のママは砂の味。ねえママ、パパってどんな味だったの?俺を見ながらよく思い出してたよね、美味しかった?美味しいって、どんな感じ?俺もママのこと食ってやればよかったな。あの時ママのこと食わなかったから、今もまだママの呪いが解けないのかな。今朝またヒョウの斑点が増えてたぜ。俺ヒョウになんかなりたくないよ、ママはガゼルの俺を愛してたんだから。あの日ガゼルの俺と決別できなかったのは確かだけど、かと言ってヒョウになりたかったわけでも、ガゼルのままでいたかったわけでもないんだよ……──なぁんてね。これぞ聞くも涙、語るも涙、泣ける話でしょーっていうか、ちょっとサムすぎ?哀れなメロンに同情してくれた優しい子、いないかなー?いたら愛と感謝を込めて、生きたまま貪り食ってやるのになー。



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