ひゅとろぐ！

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6 :Hyt＿hlo＿dae＿us(FIN＿AL F＿ANT＿ASY＿ XIV)
2022/03/17(木) 22:31

　ある夜の就寝前、ハーデスが「頭が回らん…」と言いながらワタシに擦り寄ってきたんだ。普段はふたりっきり時間でも全然隙がないうえに、少しでもワタシが甘い言葉を吐こうものなら「やれやれ」と呆れてくるあのハーデスがだよ。もう愛おしすぎて、彼の頭のネジを数本引っこ抜いてそのままレーテー海に投げ捨てたい勢いだったね。……まあ、普段は聡明で隙のない彼だからこそこういう姿が引き立つんだろうし、眉間に皺を寄せるのが常って感じの彼も同じくらいかわいいし、愛してるんだけどさ。

　お互い傍で残った仕事を片付けていたんだけど、なんか彼の方からうにゃうにゃ聞こえるな〜と思ったら集中力を切らしたハーデスがずっと猫を撫でていた。猫もごろごろと喉を鳴らして甘えていてとっても微笑ましかったな。そんな誘惑に乗らずに書類を捌いていたワタシを褒めてほしいし、褒美として両方まとめて吸う権利を与えられてもいいくらいだと思う。

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