僕らだけが立ち入ることのできる花園で、 色とりどりの花を咲かせていた。 交互に水を与え、より美しい花が咲くようにと手入れをして。 そうして幾つも咲かせた花がある。 花というものは盛りが過ぎれば終わってしまうものだ。 それでも、その花園を訪れれば僕らが育てた花の影を見ることができた。 そのガーデンに火を放ったのはあの子。 花盗人は罪にならないとは言うが、火付けはどうだろうね。 半分はあの子のガーデンだ。 けれども僕の、僕のものでもある。 あれだけ愛した花たちを、僕は忘れてしまう。 花を愛する心など、持たなければ良かったね。 Hearts will never be made practical until they are made unbreakable. That's really true. But I still want one. |