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5 :
空_閑_愁(高_校_星_歌_劇)
2018/10/26(金) 15:10
10月26日(金)【夢の隋に】ゆめのまにまに
明日は久々にバイトのねぇ週末。足りなくなった生活用品を買いに出掛けようと思ってる。
減りが早いのは何でもかんでも見境なく借りに来る腐れ縁のせいなので半額を請求して、いつもより良い物を買ってやろうと思っているんだが如何せん貧乏性。いざ商品を目にすると身体が自然とその日一番安いものを買ってしまう。基本的に何に対してもこだわりが無いせいだろうか。とは言え、使用用途に見合った働きをしてくれんなら安い方が良いに決まってるだろ。
#質素倹約。今は使う時じゃねぇ、貯める時だ。
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4 :
虎_石_和_泉(高_校_星_歌_劇)
2018/10/09(火) 08:55
10月9日(火)【水紅】とき
稽古のない週末は出来るだけ女の子と居たい。
って語弊があるけど、オレに無い物を持っている彼女たちをとても魅力的だと感じるから。
例えば爪先一つだってそう、まるで綺麗な桜貝を模したような桃色。
節くれもない細く伸びやかな指はあんまりにも脆そうなのに、その癖案外したたかでそのギャップが嫌いじゃない。
幼い顔立ちを隠すように引かれた真っ赤なルージュだって、とっても可愛いって思うよ。
「和泉って欲しい言葉をくれるけど、その癖本心は分からない」
決まって彼女たちは口を揃えるけれど、オレからしたら彼女たちのが分かんない。
その柔らかくて綺麗な包装紙の下にはなにがしまってあるの?
なんて、探り合っているのが好きなのかも。
#オレに無い物もっと見せて?大好きだよ。
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2 :
空_閑_愁(高_校_星_歌_劇)
2018/10/02(火) 17:22
10月13日(土)と、する。【塗り替える】ぬりかえる
この世界は文字の世界だ。何に惚れるって問われた時にそりゃ顔だとか色んな条件が上がっては来るんだろうが、詰まるところは言葉選びが好きか、嫌いか。その指が俺のために打ち込んだ一文に心が動かされるか、どうか。
あ、ところでお袋にはまだ言ってねぇが好きな奴が出来た。折角だしソイツの事、走り書きしておく。今の気持ちを忘れねぇ様に。
#「最初に来たメール、未だ取ってある。」
多分別に何の差しさわりも無い最初の連絡だ。読み返しても別になんら変哲は無い。あえて言うならコイツのアドレスは有効な物じゃないらしくて会いに行くには直接部屋に押しかけるしかないって事くらい。それが少し目新しかった。仮のアドレスなんか幾らでも適当に用意出来るし、この界隈に居る人間なら多少のブランクはあってもそういうモンの取得には異様に長けてるだろ。【良かったら話そうぜ!】なんて寄ってきた癖して変に雑で投げやりで、バカみたいなところに先ず惹かれた。変な奴だなコイツって思った。同時に俺はこう言う奴が異様に好きな節があるから、きっとコイツの事好きになるんだろうなって実は少し覚悟しながら部屋に向かったのを覚えてる。
案の定、出会ってみれば今まで会ったどこのどいつよりも雑でこざっぱりとして素っ気ない上に本当に気まぐれな男で。俺だってマイペースなトコあるから迷惑は掛けてるし、随分と怒らせたりもしてるから人の事言えねぇんだけど…とにかく、そんな奴だった。でも、それがすげぇ楽で一緒に居て格好つけようだとか思う事も無くて(そもそも俺は恰好の付け方を知らないが)少なくとも俺は何一つ無理なんかする事なく、過ごしている。そしてこれも案の定だが、好きになった。俺自身はあらかじめ覚悟してきてる訳だから当然の気持ちの流れなんだが、アイツからしたらいきなり何なんだよって多分訝しがられたし、結構引かれてると思う。俺は惹かれてる訳だけど。コレ、月皇なら爆笑だ。
簡単に恋に落ちた様に書いているが、俺は別段恋愛体質じゃねぇ。有難い事に好かれたりはする、でも異様に石橋を叩く癖がある。と言うよりソイツが俺の何を見ているのか、何が目的なのかとか、そんな事を観察してしまう。例えば前述したように条件…顔や属性目当てだってのも…まぁ、別に悪いとは思わねぇが「俺」である必要性を考える。他の奴でも良いんじゃねぇのか?ってのが垣間見えるとどうしても一つ線を引く。だからって訳じゃねぇが、俺自身も人を好きになる時に大事にしているのは「コイツじゃなきゃ駄目なんだろうか」ってところ。んでもって、アイツじゃなきゃ駄目だって思ったから恥ずかしげもなく馬鹿みてぇに想い吐き出してる訳だ。嫌そうな顔されんのも好きだから重症だろ。望むなら何がどう好きなのか一晩だって説明してやりたいけど、多分聞いてたら途中で死ぬと思うから大人しくしてんだ。思った事口にしてるだけで口説いてるつもりはねぇけど、照れ屋も大概にしろよ。可愛いな、食うぞ。……長々書いてたら腹減ってきた。纏まんねぇから今回はそろそろ〆る。でも一つ、俺はアイツがくれた言葉に心を動かされた。多分、向こうからしたら何の気も無い一言だったんだと思う。けど、それは俺の想いを確固たるものにしたんだ、とだけ書いておこう。
#「最初に来たメール、未だ取ってある。」
この何処にも繋がっていない紙きれのような最初の一枚を。
いつかもし気まぐれにアイツが消えても追う手立てにもならねぇ何の役にも立ちやしないこの一枚を、それでも大事にとってある。
もし数年後が俺たちにあるなら、その時また不意に同じ言葉を言ってみようと思う。その時の今と同じ反応をするんだろうか…少し大人になっていたりして鼻で笑ったりするんだろうか。
一緒に見る未来が楽しみだと思う。だけど今は目の前のアイツをもっとたくさん見ていたい。
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1 :
空_閑_愁(高_校_星_歌_劇)
2018/10/02(火) 17:09
▼幕まくあい間
芝居の演技が一段落して幕をおろしているあいだ。
芝居の休憩時間。
そんなあわいに色気も無く簡素に走り書くノートの切れ端。(の、ふりをした盛大なラブレター)
※R18、腐要素、半完混合
Mourir sur scène.
舞台の上で死ぬ
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