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79 :
空_閑_愁(高_校_星_歌_劇)
2018/12/26(水) 16:40
クリスマスになるとカップルや親子連れで街が賑わう。いつもは暗く街灯だけがぼんやりと浮かぶだけのバイト帰りの道も、家庭で楽しむ小規模なイルミネーション何かで眩く飾られていて、家の明かりもまだどこも消えてはいない。子供たちのはしゃぐ声を聞きながらバイクで普段より少しだけゆっくりと走り抜けた。
この時期になると思い出す。昔、ガキの頃…まだ言って良い事悪い事の分別が曖昧だった時に「うちには父さんが居ないから、サンタはもう来ないかな」って聞いたこと。
多分クラスの奴にサンタは実は父親だ、なんて聞いたんだろう。何も悪いなんて思わず、ただ思った事を口にした。子供だった。俺の言葉を受けて、驚いたような悲しいような、でも強がって何かを堪えるような、そんな顔をしてそれからうんと優しい笑顔を浮かべて「そんなことは無い」と首を振った若い頃のお袋の姿は今も鮮明に覚えてる。
正直、不自由な暮らしだなんて思った事もない。充分に幸せで、満ち足りていた。お袋が必死に頑張ってそうしてくれていたから、俺は何一つつらいなんて思う事もなく育った。クリスマスは仕事を終えて、ケーキを手に帰ってくる母さんの帰りを待つのが楽しみだったし、一人で部屋を飾りつけるのだって楽しかった。拙い飾り付けだって、それを見て母さんの疲れた顔が一気に綻ぶのを知っているから…好きだった。
あの日の俺は母さんの表情の意図を汲むことも、汲めるはずもなくていつもより豪華な食事とケーキを腹いっぱいに食べて、笑って、少しだけ夜更かしなんかをしたりして眠りについた。俺が眠った後、彼女はどうして過ごしていたんだろう。あの日より少し大人になった俺は今ふとそんなことを考えてしまう。
朝起きれば枕元に綺麗な包みが置いてあって驚いた。中身は…俺が欲しがっていたスケッチブックに、色とりどりの色鉛筆。嬉しくて、でもどうして俺の枕元にあるのか分からなくて、でもやっぱり嬉しくて思わず母さんに「父さんがきてくれた」って飛びついたのも…覚えてる。「父さん、母さんにもプレゼントを置いて行ってくれた?」って問いかける俺を抱きしめてくれた腕の強さ。今も忘れてねぇんだ。あの時顔、見れなかったけど…きっと泣いていたんだろうなって。
俺はまだ子供で、母さんにして貰った事を返せる力もなにも足りてはいないけど…今度は俺が貴女を抱きしめるから。父さんが残した俺が貴女へのプレゼントだって言うなら、もっともっと立派な男になれるように成長していくから。どうか笑顔で、その時まで待って居て欲しい。
Merry Christmas.
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78 :
虎_石_和_泉(高_校_星_歌_劇)
2018/12/26(水) 15:26
一年ってさぁ、長いのか短いのか分かんねぇよな。今のオレは17で、17回中の1回だって思うと比率おっきいし長ぇのかも。これからどんどん年を重ねて行くともっと短く感じ……ん??何言ってんだこれ。
とにかく、オレの17分の1。
いつか大人になって、青春がいつだったか聞かれることがあればオレは間違いなくこの一年を語るよ。
何時か酒飲んで語れる日が来たら、そん時は笑い飛ばして!
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77 :
空_閑_愁(高_校_星_歌_劇)
2018/12/24(月) 00:28
太陽みたいな奴だ。少し前に口にした言葉がいつまでも頭に残っていて、あいつと向き合う度に我ながら良い例えをしたもんだと思う。
いつも明るくて、大らかで、自由で、見ているだけで幸せだと思える。誰だって自分の好きな奴は欲目で見るし、自分が付き合ってる奴が世界で一番可愛いと思ってんのは知ってる。俺だって今となってはその一人だから、分かりすぎる位によく分かる。それでも言わせて欲しい。俺の恋人は世界中の誰よりも可愛い、そして男前だ。
世界中の誰に嫌われてもいい、呆れられてもいい、見離されたっていい。お前が俺を好きでいてくれるならそれだけで良い。
あいしてる。明日からも。
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75 :
空_閑_愁(高_校_星_歌_劇)
2018/12/23(日) 00:08
いつか聞き飽きたって言われても、伝えてぇ事があるんだ。何度でも、お前が俺の隣に居てくれる限り毎日だって伝えたい。
想いが胸に留まり切らなくて、どうしようもない。
どれだけ吐き出しても足りねぇし…困る。
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