#Q19. 恋人におねだりをするなら?
基本あれしようこれしようって言うと大体受け入れてくれるし、好みの展開のエロ本を布教すると当たり前のように取り入れてくれる神対応だし、これ以上求めてバチ当たらねぇか……?
まあ、許されるならあいつの猟奇趣味を思う存分身体で感じたいかな。箍の外れた、欲望のままの言葉を浴びて好きなかたちに歪められてえ。
#Q20. 恋人に試したいことはある?
俺がいないときの左馬刻を観察したい。MTCのふたりに頼んで飲み会をセッティングしてもらって(面白がって乗ってくれそうだな……)俺はモニターチェック。あわよくば惚気なんかも聞き出してもらっちまったりして、俺のことをどんな風に喋るのか耳を傾けてドキドキしたい。俺の前じゃ出ねぇ言葉もやっぱあるだろうし。
#Q21. 実はずっと黙っていたこと
結構前にたられば話のなかで左馬刻が言った、死んだ俺にエンバーミングして行為に耽るって発言を定期的に思い出して興奮してること。あの日以来、この身体が俺の死に場所なんだと思いながらあんたを抱くことにめちゃくちゃ興奮してるし、綺麗な顔してブッ飛んでる頭んなかも好き。自分の手を汚してまでそれを全うしたいと思わせるほどの価値が俺にあるのかと嬉しくなる。行為中に手を握りたがるのも、いつかそれを施してくれる手を恃みとしているからこそなんだぜ。
#Q22. 実はずっと気になっていること
いつも受け入れてくれる側の左馬刻が俺に求めたいこと、とか? 基本的に話好きの俺に対して聞き手に徹してくれたりして感謝してんだけど、そんな日頃の感謝も込めてあんたの願望をもっと知っておきてぇな。
#Q23. 忘れられない大切な思い出は?
毎晩夢中であいつに逢いに行った日々は忘れられねえ。まだ付き合う前、性交渉はしねぇぞと必死に我慢してた頃にとんでもねぇ誘惑をされたり、時にはゾッとするような杭を打たれたりしたっけ。すげえドキドキしたな。あの頃の尖りはもうねぇかと思いきや、きっかけさえあればその片鱗を窺わせてしたりもする。実はそれが堪らなく好きだったりもする。
#Q24. 最後に盛大な愛の告白をどうぞ!
毎回日記をつくる度に怠け者を全開に発揮していた俺がこうやって毎日綴るのも決して義務感からじゃねぇし、自らを飽き性と名乗る俺にあんたは驚いてたけど、俺がいちばん驚いてる。あんたを好きっつう気持ちが、こんなにも自分を変えるなんて思わなかった。
気付けば書き連ねた想いが二百にも及ぼうとしていて、あんたと過ごしてきた日々を噛み締めると共に「この日記の機能的に限界なんレスまで行けんだ……?」と地味に考えたりもしてる。察しの通り、最早俺にはあんたが居ない人生なんて考えられなくなってるってことになる。
これから先弟たちが自立していくなか、逆を行くようにひとりで生きられなくなる俺を見て周りはどう思うんだろう。みっともねぇとか、情けねぇ兄貴って思われたりすんのかも。己との大いなる解釈違いでグッピー死滅は間違いねぇと思いきや、あんたの手に生かされる人生はこの上なくしあわせに思えて、そういう感覚すら麻痺してってる自分が怖ぇよ。もう全部あんたにつくりかえられちまってる証拠なんだろうな。修復を望めないほどに俺をいじくり回した責任はしっかり取ってもらうつもりだから。あんたの心臓もまた、俺が握ってるってことをお忘れなく。ただ尻尾を振るだけの可愛い犬で居られなくてごめんな。でも、そうさせたのはあんただから。愛してるよ、左馬刻。
#◆お疲れさまでした、バトンを回して下さい。
答えたいひとは是非持ってってくれ〜!