あいつがお出掛け中にバトンのサプライズでも仕掛けてみようかと思ってこつこつと仕上げてたんだよな。ふはは、喰らっとけさまとき。
#あなたの身近な人をお題に沿って喩えていってください。理由も添えてみると良いかもしれません。
#※世界観にそぐわない質問、答えにくい質問は各自飛ばすなり削除するなり、遠慮なくアレンジしてください。
#0.喩える方の名前と、あなたとの間柄を教えてください。
碧_棺_左_馬_刻。俺の最愛の恋人。
#1.色
灰色。正確には黒に染まりきれなかった白、とでも言うべきか。理由はあいつがいちばんよく知ってるんじゃねぇかな。まあ、わるいおとな、だと思った。魅入した人間を喰らう、タチの悪ぃおとなだと。……最初はな。それと同時になにもかもを放ってでも両手に抱え込みたいほどの強い魔力を感じて、石橋を叩くような気持ちで近づいてみりゃ驚いた。いままで見たこともねえような類を見ねぇかわいらしいやつだったんだよ。……時折不意に滲み出てくる黒も、すきだな。
#2.食べ物
ボンボンショコラ。ベースは甘すぎることも苦すぎることもねぇ、ほどよくビターなチョコだ。万人受けするような味の。これはあいつの上っ面。口に含んで噛んでみりゃ、色んな味で俺を愉しませてくれる。舌をまろやかに包むガナッシュだったり、背筋がぞくぞくするくらい甘ったるいプラリネだったり、時にはちょっぴりアダルトなリキュールだったり。
#3.飲み物
シチュー。いや、突っ込むな。言いてぇことなら俺もよく分かってる。噛み砕いて説明するから聞いてくれ。カレーが飲み物ならシチューも然りだろ。いやぁ、我ながらかなり無理矢理。俺さ、カレーも好きだけどシチューも好きなんだよな。胃袋の天井なくなっちまうくらい。だから、あいつと話してると時間を忘れちまうくらい楽しいっつーのと掛けてみた。色もそうだし、カレーのガツンとした美味さとシチューのほっこりとした美味さ。……うん、俺的には後者。だからシチュー。
#4.宝石
俺宝石ってそんな詳しくねえんだけど……あいつっぽいのを調べてみた。タンザナイト。とある国の夜の色が由来している名前らしい。あいつとは夜話すことが多いからどっちかっつーと夜空みてぇな深い色のイメージが強いってのと、あいつ自身が纏ってる雰囲気っつーのかな。神秘的で、知れば知るほどあいつという人間に呑まれていきそうな感覚がいい感じに表れてるなって思ったから。
#5.植物
この項目はすげえ悩んでてずっと空けてたんだよな。あいつを花に喩えるのは難しくて。なんつーか、見た目の綺麗さとか、花言葉とか諸々。己の解釈と合致するモンが中々見つからなくてだな……。
そんなときにあいつから好きな色を聞いてから頭んなかに響いた名がブルーローズっつう、まあ薔薇なんだけど。ブルーローズって真っ青なアレじゃなくて、某大企業のSさんが趣向を凝らして生み出した綺麗な紫色の方。すげえ綺麗だし、あいつも好きそうだなって思って。花言葉というよりは、その説明のなかに"青い薔薇は物語や詩のなかでは神秘、秘密、愛、永遠の夢などの象徴として伝えられていた"っつう一文があって、いまの関係に落ち着くまであいつに想い抱いてきた気持ちの数々がそこあったから、なんかしっくりきたんだよな。薔薇自体、本数によって意味があるとか言うだろ?優柔不断であれもこれも、っつう俺の性格にもぴったりだしよ。
文字数制限喰らったから次の記事に続く。