:島_田_開(3_月_の_ラ_イ_オ_ン)
2018/04/30(月) 20:37
糖分が足りないのか、頭の回転がいやに鈍い。試合は無事に勝利を収めたのだが、顔に出しているつもりはなかったが坊や桐_山に心配された上に、差し入れだと山ほどの饅頭を貰ってしまった。一人では食べきれないのだけど、会館に戻るわけにもいかず仕方なく持ち帰ってきた。いや、重いなコレは。
傍目から見てそれほど弱っているのか、誰に対して申し訳ないのか居た堪らないのか、どこか虚しくも笑えてしまう。感覚的に掴むというのが、どうしても苦手だ。言語化されない漠然とした何かを、さあ理解してくれと言われるならどうにかして靄を形にしてしまう。だが、その言語化をしてしまった漠然とした何かは、既に何かでは無くなっている。形にした時点で、同じではない。本来は、そのまま感覚で受け取らなければならないのだから。そのささやかなズレや、僅かな歪みが、緩やかにだが確実な違いになる。
悪手を指してしまったと気付いた時、絶望するのではなくどれだけ挽回出来るかを模索する。深呼吸をひとつ。広く見渡して、今の自分が出来る最善を見つけなければならない。…なんて、将棋であれば冷静でも居られるのにな。ひとつ、饅頭を摘まむ。舌触りの良い黄身餡と、柔らかい甘さに目を瞑る。浮かぶのは変わらない顔で、どうしようもない自分を思い知る。
(さて、胃薬を飲まなきゃな)
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:東/海/林(不/自/然)
2018/04/29(日) 17:51
他人によって境界線は違う。わかっているのに、いつまで経っても見誤る。好きになるほど、わからなくなってしまう。ああ、また間違えてしまった気がする。リセットしたいわけじゃないけれど、それでも戻りたくなるの。
>繋がっていたいと願うだけのわがままは、一方通行
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:海_野_亮_太(S_P_E_C)
2018/04/27(金) 13:36
善意を偽る悪意というものは厄介だなあと、メロンソーダを飲みながら僕は思う。久々に飲む炭酸は、これでもかと言わんばかりの人工的な味わいである。メロンよりもメロン味。美味しいとは思わないが、懐かしさを感じる。
そうして、君は聞かなくてもいい言葉に苛まれていた。分かりやすい悪意ではなく、善意を装うシロモノだ。心優しい君は、その優しさゆえに柔らかい心を持っている。心配されたら大丈夫であろうと、気丈さを優先してしまう。
貴方のためを思ってと切り出す内容の大半は、自分の興味本位でしかない。他人の言葉の又聞きなんて、貴方(が傷ついたり落ち込んだりするのを楽しむ私)のためを思って、くらいには悪質だ。
知らなくていいことも、この世の中にはある。残酷な現実から目を逸らしているのは、ただの逃避ではない。というか、逃避だったら悪いのか。わざわざ傷だらけになれと茨道しか勧めない人間と、僕は決して仲良くはならない。
行儀悪く泡を立てて憤慨すれば、子供っぽいですよと君は微かに笑った。君を傷つける者をすべて排除してやりたいとは、君が悲しむから言わないけれど、言わないだけだからね。
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:境宗介(あげくの果てのカノン)
2018/04/25(水) 10:00
人間は心があるから厄介なのだなんて、まるで自分が人間ではないようで笑える。うん、まあ、もう人間とはとっくの昔に言えない身体なんだけどね。心があるから捕らわれるし、囚われる。情に絆されてしまうし、嫌な記憶には何時までも苛まれる。普通の人間は、大変だなあ。“修繕”することで感情もまた一から構築されて、薄れていくばかりの僕とは違う。確かに過去は在るけれど、そこに思い入れはなくなってしまう。変化はいつだって、残酷なまでに平等に訪れるのだから。
ああ、だけど一つ救われているコトがあるよ。他ならぬ君が、教えてくれた言葉だ。その言葉のおかげで、僕は今日を生きられる。絶望しかない世界で、希望を抱けない世界で、生きていこうと思えるのだから凄いや。素敵だよね。君はやっぱり、僕にとって────だ。
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