桜色の恋【保存】

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330 :五／条／悟(呪／術／廻／戦)
2024/12/30(月) 12:03

恵が真面目に言葉を残してくれたから、僕も真面目に。
本当に、お互いの連絡頻度が凄い量になってるから、なかなか日記を書き終えるまでに時間が掛かるね。

恵が、何年か経ったら再会するんじゃないか、会えるんじゃないかって思ってくれていたなんて思いもしなくて、僕は二度と会えないと思ってたよ。
最後の恵の言葉に気付いていれば、違ったんだろうけど…その前に僕が逃げたから。
この場所が残っている事は、恵が存在を忘れているのか、削除する必要もないと思っているのか、再会する前までは分からなかったけど、こうして恵がどんな気持ちでいたのか知る事が出来て嬉しかった。

ここに言葉を残し続ければ、いつかは恵が気付いてくれて再会が出来るんじゃ…って、そんな事を考えながら僕一人で日記を埋めるつもりでいた。
夢の中で、恵と再会して、でも目が覚めると現実に恵は居なくて、また夢の中で再会して…そんな現実と夢の間を彷徨っていたら、本当に恵が日記に言葉を残していて、嬉しかったなんてもんじゃ済まない気持ちで一杯になったよ。
僕の事で、色々と考えてくれていたんだね。
結構、楽観的だって言う恵が、僕には楽観的になれないのかと思うと、嬉しい…って言うのは酷いかな。
でもさ、それだけ僕が特別なんだと思えて嬉しいんだよ。

僕は何も変わったとは感じてないから、恵が「別人みたい」って言うのに驚くけど、そんなに違う？
キスしまくってる自覚はあるけど。

また、恵と一緒に居られる日々に感謝してる。

目が覚めた時には恵が傍に居て、朝から笑わせてくれたり、相変わらず僕の事を心配してくれる優しさも、僕だけのものだと思うと嬉しくて仕方ない。
眠る前には、愛の言葉を囁き合って、また明日がある事に安心しながら眠りについて…そうやって幸せを感じられる毎日が大切で、この日々を守っていきたいと思う。

今は、恵が僕を「五条」とか「悟」とか呼んでくれる設定で完を始めたから、新鮮な気持ちだよ。

恵。今日も明日も、来年も再来年も、君の傍にいる。
愛してるじゃ足りない程の、愛してるを君へ。

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