くもりぞらさんに殺されたかったなあ。
何十年もかけて、とてもひどいやり方で。

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喫茶店で勉強を教えてもらって、眠くなったらくもりぞらさんの飲んでいるコーヒーをひとくち飲んで、日が暮れたらくもりぞらさんの家に無理矢理上がって、帰れって呆れるくもりぞらさんに駄々を捏ねて、仕方ないなって泊めてもらうんです。
いつか、そんなふうに甘やかされてみたかったんですよ。……なんて、くもりぞらさんには言いませんけど。

長瀬の、伏見の、金子の言葉はどれもきっと嘘じゃないんだろう。僕がその重みを量り損ねているだけで。
それとも僕だけ月かどこかにいるのかもしれない。当然ながら嘘だけど。

自分の吐く言葉はどれもこれも嘘のように軽いから、ふとあれは嘘だったんじゃないかと思うわけで。
それなら重い言葉を使っていれば嘘じゃなくなるかも、なんてさ。
理由も言動も何から何まで支離滅裂で虚言じみているのはまあ実際嘘だから仕方がない、という発言すらも嘘なわけだけど。ひとつくらいは本物だったりするんじゃないかな。
本物って言葉が既に嘘っぽい辺り、救えない。

ここはもう「はじめからおしまいまで、ぜーんぶ綺麗に嘘でした」ってことでどうだろうか。なあ、"透"。

蛇に何百本もの足を描き足すように、いつつめの車輪が延々と空回るように、495年を経ても尚最後のひとりが首を吊り損ねているように、私たちの恋愛ごっこは終われないままでいる。

堀のことも、河野さんのことも、トオルの心から消えてしまったらいいのに……って、思うよ。

ぐっちゃんさん、お茶会の主催お疲れ様でした！
色々なこと（断じて二日酔いではないです！）にかまけて更新しないでいる間に鍵をかけられちゃいましたけど、まあぐっちゃんさんのことですし？きっと読むだけは読んでくれていることでしょう。
ええと、その。特に後半はちょっと醜態を晒したと言いますかー……いえ、BBちゃんはどんなに取り乱しても反則級に可愛いんですが！それはともかく！あんな夜中までお付き合いいただいてありがとうございました。散々話を聞いていただいた代わりに……というのもなんですが、適当な吐き出し先が見つからない悩み事などあればお気軽に話しかけてくださいねっ。

ここに書いても届かないとは思いますが、来てくださった皆さんもありがとうございました。またお会いできたら嬉しいです♡次は混沌成分増し増しだそうですのでっ。乞うご期待！